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福岡ホークスのドラフト・ファーム情報を中心に鷹の未来を楽しむブログ

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弱小球団研究2 南海後期には薄日は差していたのだが 

今回は研究というより、弱小球団回顧録を行います。

弱小球団というと実は私の中ではホークスが、その筆頭格として思いつきます。ホークスは78年から97年までBクラスでこの20年連続Bクラスってのは、未だにプロ野球記録です。しかも、78年から86年までは全て5・6位のみという体たらくでした。

そのチームに実は薄日が差していたのが、南海末期の杉浦監督時代だったんです。福岡にホークスがきた89年、巷では「弱かチームが来たバイ。」「オリックスの方がよかったろうもん。」などといった声があまたあったのですが、南海ファンだった私は「いや、このチームはやっとAクラスに入れる力がついてきてんのよ。」と密かに思っていました。

というのも、投手では藤本修二や加藤伸一、井上祐二という河村英文の弟子たちが一本立ちし、打者では佐々木誠、湯上谷、岸川、藤本博、吉田博といった選手が開花期を迎えようとしていたのです。これだけの若手選手を育てた杉浦さんは、一般的に監督として特に目立つ事はないのが、実は名伯楽と呼ばれる相応しい将だったと思います。(ダイエー1年目には村田勝や吉田豊彦という先発投手、打者では若井、広永といったバイプレイヤーの萌芽を促しました。)
今、これだけの21歳~27歳くらいの若い選手がバンバン出てくるチームがあったら、評判をとるでしょうね。
蛇足ですが、私が「若手選手が出てくる喜び」を知ったのは、この杉浦体制のおかげだと思っています。その原体験の一例を挙げれば、86年、背番号57の打率2割にも満たない、全く打てなかった打者が、次の年には別人のように「我らの核弾頭」として、パの代表選手にまでなっていく姿に成長の素晴らしさ、楽しさを教えてもらいました。その選手の名前は佐々木誠といいます。(86年平和台で南海戦を見て、「うわぁ、また佐々木が出とう。コイツ、全然打てんめーが。山田勉とかおろうもん。杉浦さん、何考えとうとかい?」と毒づく愚かな中学生でした)

この杉浦時代、87年は、4月から好調で、9月初旬には首位西武に3.5ゲーム差に詰め寄る大躍進。若きエース・ニャンコ藤本がパを代表する投手へと進化し、引っ張ってくれました。
しかし、最後には息切れし4位へ。南海ファンになって、初めて9月に首位争いなるものを経験出来ました。(結局、この後12年間も9月以降に首位争いを味わう事は出来ず)Aクラスに入れなくても、「首位争い」をした意義の方が私には大きかった年でした。

次の年は、あのどケチな南海が清水の舞台から飛び落ちる気持ちで、バリバリの大リーガー・バナザードを獲得し、オープン戦でパ首位に立ったこともあり、「台風の目以上の存在」と言われ、期待は高まったのですが、なんと開幕8連敗をしでかし、鷹の野望はあっさりとついえました。しかし、その後、8月の身売り騒動までは、なんとか盛り返し、Aクラスくらいは確保出来そうな勢いがありました。(オールスターには4・5人出たんじゃないかな?)
身売り騒動でチーム内外の動揺が激しかったらしく、9月にはガタガタの状態となり、5位となりました。門田の大活躍はあったとはいえ、地力がついてきているのを感じていました。

翌89年、ダイエー1年目は慣れない環境で、前半は苦しい戦いでしたが、後半になると打線が大爆発し、昔のパの前期後期制なら後期優勝だったんじゃないかというほど、勝てるチームとなっていました。先述のように岸川などの若い選手もガンガン出てきて。

で、そこから急に暗闇に陥るんですよね。朝日が出ている印象だったのにあれは夕日だったということだったのか。若い選手の台頭があって、急にあれほど弱くなったのは、未だに納得がいかんのですよね。監督の力なるもんがやっぱり大きかったんでしょうね。田淵やもんなぁ。KBCの解説者だった河村英文さんが「キャンプからどうしようもない練習をしていた。加藤伸一や藤本修二を潰しやがって!!」って批評していたのを思い出します。

本当は「研究」と名を打った以上、朝日が昇る勢いだった杉浦体制が、あっさりと田淵によって崩壊させられた事を考えたかったのです。実はそういった事を下書で書いていたんですが、今更ながらあまりに怒りがこみあげて、まとまりがつかず、挫折しました。あの楽しかった南海末期・ダイエー1年目を思い起こして、中心に書いたほうが精神衛生上、良いしね。かの田淵体制が気になる方は、福岡の図書館で英文さんの著書「これでいいのか?ダイエー野球」を借りて読んでください。ここにホークスがその後10年近く停滞することとなった要因が載っています。

田淵以外の要因を探ると88・89年とダイエーになってからの2年間のドラフトで戦力になった選手が一人もいないんですよね。これが90年代中盤までの不振に直結していると思います。どうしてそういったドラフトになったのか?恐らくは福岡に移ってきて、「人気」なるものを過度に意識してしまい、地に足がつかないドラフトになったのかなと。田淵を呼んできた事からもそれが伺えますね。



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11雁ノ巣ホークス観戦記1 ラスト ガンノスズ ドリーム 高橋徹 

日曜日に毎年恒例の西戸崎練習場見学に行きました。この時期の見学目的は、ルーキーの体格チェックとブルペン投球見学です。毎年書いていますが、ブルペン見学ほど楽しいもんはないですからね。捕手から2mくらい後ろでプロのボールが堪能出来るんですから。今年は娘も連れて行きましたが、近くでみるボールの凄まじさに「3Dみたいやね。」とびっくりしていました。
とはいえ、今年は1時間くらいいたのですが、下沖金沢しかブルペン投球を拝見出来ませんでした。2年前は摂津や二保ら新人4人のブルペン投球を見れるラッキーに遭遇したのですが。

気になる新人君達ですが、ストレッチや筋トレを近くで見学できました。
体格的にはさすがに大卒の柳田のみグンを抜いて目立ってますね。ただ、私が好きな「しなやか」な体格では無く、「ガッチリムチムチ」体格でした。その点、山下はしなやか系かな。
も意外に柔軟性のある足腰をしていましたが、スクワットなどは手を抜いてやってて、「うーん・・。」と。その点、坂田は懸命にメニューをこなそうと抜いていない感じが伝わってきましたね。まぁ、意外にこうした部分を適度に抜くくらいが先発としては使えるのかな?

この日、私の印象に一番残ったのが、高橋徹のキャッチボールでした。遠目で見たのですが、「誰、あの和巳みたいなフォームは?しっかりと前に尻から体重移動出来てるやん。あんな良い投げ方出来る投手いたっけ?」と思ったのが徹だったという。
正直、7年目で一軍に定住出来ていない高卒投手は、私の興味の範疇からは外れがちになっちゃっうんですが、あのフォームでマウンドでも投げられるなら、期待したいなぁ。昨年まではステップの時間が短い気がしたもんですが、今年は和巳ばりになかなか足が着地してなかったんですよね。
それにグローブを持った左手・左半身の使い方も良かった気がしました。みぞおちの上の龍腰と呼ばれる部分をねじって、投げられているように感じました。(あくまで「感じ」ですよ。遠いんだから)これはブルペンで観たいと寒さに負けずにかなり粘ったんですが、残念ながらみれませんでした。楽しみはキャンプまでとっておきましょう。(って、キャンプはいけないと思うんですが)

徹の横で、もキャッチボールをしていたのですが、こちらは逆に「意思」が伝わってこないキャッチボールでした。
私は、巽のフォームでは、2点に注目してみています。1点目は「グローブから右手を離す位置」なんですが、これが巽は年々変化しています。大学時代は上げた左足の上だったのが、今は軸足の右足の股関節付近で離しています。これがこのキャッチボールでは、バラバラなんですよね。基本的には大学時代同様に左足の上付近でグローブから右手を離していますが、時折、右股関節付近で離しています。自然なのは前者のはずだから、それに合わせたフォームを模索してもらいたいんですけどね。
2点目ですが、巽の特徴である、右手の後ろへの回しこみですね。このキャッチボールでは、マウンドよりも後ろに巻き込ませ、左臀部あたりまでボールを持って行って、投げていました。あれもやるのが、彼にとって自然の行為ならば、それに合わせた、リリース腕の位置・高さをもっと模索すべきだと思うんですよね。(私はもっと肘を下げて、近藤(オリ)のようなフォームにすべきだと思っています)そういった意識が感じられないキャッチボールだったんですよね。同じ年の徹は明らかに「ゆっくりとステップする」を感じさせる同じリズム・リズムに留意しているであろうキャッチボールだったのに。

さきほどのブルペンの下沖ですが、徹同様に足を上げてステップする時間がゆったりとなっていた気がします。ただ、徹と違うのは前に体重移動する時間が長いというより、足を上げている時間が長い感じだったんですよね。ホークスのエースだった山内孝徳なんかもこの足を上げる時間を微調整して、打者のタイミングをずらすという事をやっていたようですが、そういった事まで意識出来れば、下沖の実戦力はより増す気がします。
投げるボールは少し、浮ついていましたね。立ち投げでキャッチャーがジャンプするようなボールを投げちゃいかんですね。ボール自体には力強さが増してはいたようですが。下沖にはもっと小回りが利いた投球を期待しているので、その点は気がかりかな。パワー投手になってるもんなぁ。

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合意があったって? 

調停保留となった、柴原問題(本当は小林至問題)ですが、球団側は「40%以上下げる合意を事前に取りつけていた」、柴原側は「そんな事は聞いていない」と訴えており、調停委員会はその合意の有無を両者で話し合えとなったようです。

あくまで推測ですが、恐らくは柴原側の方が本当の事を言っていると思います。合意なんて無かったと。少なくとも「40%以上下げますよ」という合意は無かったはずだと。
柴原側の「2回の契約交渉の場で、合意があったとする意見など球団側から出ていない。」との発言が、それを裏付けている気がします。
特に2度目の代理人立会いの交渉において、もし合意があったとするなら、それを球団側は訴えるはずです。口約束でも契約に成りえるというのは弁護士なら分かっているはずだし、「これの前にあんたが40%下げてもよかよって、それでもホークスに残りたいといったけん、こっちは契約してるやるとぜ。」という具合に弁護士に訴えたはずです。
そうした発言が無かったという事は、どう考えても小林至の作文が見え透いてきます。今後は、恐らく、40%以内の減少幅を提示し、柴原に鉾を収めさせようとするんじゃないですかね。

それにしても、福岡のマスコミは、この問題について、どっち側にもつかずに傍観を決め込んでいるように見えますが、こういった態度はジャーナリスト様としてはいかがなんでしょう。もし、事前合意が無く、小林至が嘘ついていたとしたら、そういった人物を球団に残していいんですかね?そういった奴が牛耳るチームに堕落しても良いんですかね?高塚の二の舞じゃないですか?そういった論陣を張るようなマスコミはおらんのですか?(おらんわな。商売がうまくいかんだけやもんね。ジャーナリスト魂じゃメシは喰えんか)西スポのデスクの安枝なんて、西日本新聞に「野球選手は金で揉めるな」といったとんちんかんな小さなコラムを書いて、悦に入っているし、やれやれです。
例え、小林が有能だったとしても、泣いて馬謖を斬るの故事に見習うべきだと思いますよ。少なくとも、嘘つきに契約交渉の場に選手は出てきて欲しくないでしょう。そんな資格無いし。

これは、柴原の給料が高い低いの話をとうに超えた問題です。柴原が嘘ついていたとしたら、柴原を自由契約にしても良いくらいのインパクトは、私にはあります。(協約上、それは出来んのでしょうが)

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弱小球団研究1 組織が滅ぶ条件 

今月発売の野球小僧2月号の特集「弱小球団研究」は面白いですね。この企画、ここでやりたかったんですよ。強いチームになるよりも弱いチームにならないチーム戦略には興味があったんで。
その観点からすると野球小僧なら、もっとドラフト・チーム編成に焦点を当てて論を進めてくれても良かったかな?(それに沿った宮田氏のインタビューは面白かったけど)
ドラフトと育成と外部補強(トレード・外人・FA)のチーム戦略の3つの柱のどこに問題があるのかといった研究が欲しかったかな。「現在の弱さ」よりも「弱さが続いている」事に興味があるんですよね。いずれ、南海末期やダイエー初期のホークスを題材にこうした事を書いてみたいと思います。(私のいずれは忘れられる傾向にあるんですが)

今日、このテーマで取り上げたいのは、元カープの小早川氏のインタビュー記事ですね。非常に勇気がある以下の発言をされており、野球ファンは傾聴に値すると思います。(というか、こんな素晴らしい考察が出来るOBこそ、編成の中心においておくべきだろうと。もったいないなぁ)

小早川指摘A「時代の変化・若者が育つ環境の変化によって、球界に入ってくる若者の気質も変わってくる。でも、カープは昔のやり方をほとんど変えずにやってきたチームで、プレッシャーを過度に与えて、力を出させようとする育成方法を取る。」
小早川指摘B「カープはコーチングスタッフをOBで固める傾向が非常に強い。」

この二つの発言を読んで、思いだしたのが堺屋太一氏が主張されていた「組織が滅ぶ条件」でした。堺屋氏は組織が滅ぶのは次の3つの原因に由来するとしています。

1 組織が共同体化する
2 成功体験への埋没
3 環境への過剰適応

1の共同体とは、「外部目的」である「勝利」よりも内部での評価の方が重要となった組織。目的達成力の効率よりも公平と安住を重んじるような組織です。2は以前の成功が組織の全ての基準となったような状態。3は今やっている事以外は取り組もうとしない、変化への対応が出来ない事です。

この3つをカープに当てはめると小早川指摘A・Bは、カープの弱小化の要因の的を得ている気がしたのです。
Aはカープが、以前強豪チームだった頃の成功体験に埋没している事を言い表していますし、育成の新たな手法を取り入れようとしない事も示しているようです。
Bはカープの家族主義というのがまさにそれで(同じ2月号にそういった記事が連載されたのは皮肉だった)共同体化している事を現しています。勝つ事よりもオーナーにいかに評価されるかが重要になっている気がします。それが証拠にこのチームは著名なOBでも全くコーチに呼ばれない事があります。

また、人様のチーム研究になっちゃいましたが、今後のホークスも、この3つの組織が死に至る病に取りつかれる可能性はあります。特にここ数年、コーチングスタッフがホークス出身者で固められつつあるのは気がかりでした。今は選手時代に他球団経験がある、ホークス出身者が多いので(秋山は典型で、鳥越・加藤伸一なんかもそうですね)まだ、マシな部分もあるのですが、選手時代にホークスしか知らないコーチも増えつつあります。
福岡という西の果ての都市という地理的ハンデはあるので、なかなか福岡になじみの無いコーチの招集は難しいのかもしれませんが、山倉のような王会長人脈を活かしたコーチングスタッフは、今後期待したいですね。

環境変化への対応という点でも、王さんは監督時代「コーチは3年で使いもんにならなくなる。」という事をコーチ達に説いていたようです。(島田誠が言ってたはずです)コーチを3年もすれば、今までの蓄積した知識は摩耗していくという事でしょうか?真の意図は曖昧な部分もありますが、ファームは3年くらいでコーチングスタッフを大胆に変更する事を望みたいですね。1人くらいは変化の混乱を避けるために長くコーチする人がいても良いとは思いますが。
スカウトなどもホークス出身者にこだわる必要もないと思います。それどころか、プロ出身者にこだわる必要すらも無いかと。マスコミ出身者を編成の中枢に置き、チームを浮上させたロッテの例もあります。こういった人材起用こそが環境変化に対応出来るのではないかと。



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絶望と希望の狭間 

「この補強で、2軍選手が腐るなら、そういった選手はどうせ使いもんにならんだろうが」というお叱りコメントを頂きました。匿名でしたし、直接の御返事は控えましたが、こういったご意見はさもあらんと思っています。私自身もそれで腐る姿を雁ノ巣でみれば、なんらかの叱咤をここでぶつけたくなるでしょうし、ましてや、ヘコんだコメントなど聞きたくもないです。

しかしながら、その薄い希望のなかで生きざるを得なくなった選手を慮るくらいしても、雁ノ巣を愛するファンとしては良いじゃないかと思っています。評論家じゃないんだから、好き嫌いを重視して話をしたい。私はそういった立場で話をしていきたいと思うのです。多少、極端な言い方になっても。

こうした考えを教えてくれたのは、一昨年亡くなった、海老沢泰久氏の週刊ベースボール掲載の「2軍選手の希望」というコラムでした。彼は「ぼくにはなりたくないものがある。それは巨人の2軍選手だ。」と書き始め、一軍に上がれる希望が薄い中で、炎天下の練習に耐えている巨人の2軍選手を慮るコラムを書いています。
10年ほど前にこれを読んだ時、ハンマーで殴られたような衝撃がありました。それまで、私にはどこかファームの選手に「お前達は、下手くそなんやけん、しっかりせんか。」といった感じで彼らを下にみて、彼らの人間性に目を向けていなかった気がしたのです。
海老沢氏は「ファームの選手にやる気を起こさせるのは、怒ったり、罰を与えることではない。努力をすれば、一軍に上がり、レギュラーになれるという希望を与える事だ。」とも述べています。この言葉こそが、私が編成を考える時、願う時の原点としています。(いや、俺が編成を考えたって、何の影響もないんだけどね)甘いと言われても、ホークスにドラフトで入ってくれた選手は皆可愛い。よーきんしゃったと思う。そのなかから、1人でも少しでも、一軍で良い思いをしてもらいたいというファンの立場で私はブログを書きますので、そこんところ、よろしくなんです。

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オーナーがドライチを決めるって? 

広島カープファンで仮想ドラフト仲間として懇意にしてもらっている方のブログにこういった記述があり、ものすごい違和感を感じました。

「ドライチを決めるのはオーナーだから」(意訳)

これはかなり有名なカープのスカウト部長が、先日ドライチ予定選手を視察した際の発言なのですが、私は酷いと思いました。
発言する方もそうだし、なにより、おかしな事を言っているという自覚がない事にかの球団の体質が見え隠れしている事も含めて、どうなってんだと。発言者が本当にその選手が欲しいのなら、オーナーと議論してでも獲得しようとする意思も感じられません。
もちろん、ドライチ決定に口を出すオーナー自身が最もどうしようもないのですが。(しかも金も出さんしね)

だいたい、ドライチという編成で最も大事な決定事項を碌に選手を見ている訳でもない、見る目があるかも怪しいオーナーが決定するなど信じられないですね。オーナーが選んで失敗しても責任取るはずもないし。(責任を取らない人間に権限を与える事こそが大問題)これじゃ、スカウト全体にも責任感が生まれんでしょう。魂を削ってスカウティング活動をしなくなるでしょう。それがこの発言にはよく現れている気がします。

私はオーナーがスカウトや編成に指示できる事は、広くともスカウティング方針(ホークスでいえば、「目玉主義」「地元重視政策」)やドラフトに掛けられる総額予算の決定、スカウトの最終責任者の決定などに留めておくべきと思います。繰り返しますが、個々の選手を獲る獲らんを決めるのは役割が違うだろう、広すぎる職務だと思うんですよね。オーナーの許しを得なけりゃドラフト出来ないとなれば、組織は硬直化するだけでしょう。

他人様のチームの心配はこれくらいにして、これをホークスに置き換えると孫さんや笠井さんがドライチに口を出すのはちょっと無いだろうなと安心しています。(まぁ斉藤佑樹指名にはもしかしたら本社筋からの多少のお願いはあったか?そら、たまにはあるんやろうけどね)ホークスでいえば、1位決定権は王会長でしょう。それで良いと思っています。ドラフトが失敗すりゃ、辞めるくらいの覚悟はお持ちでしょう。いや、王さんといえど持ってもらなきゃ困る。

最後にドラフトの最終責任を取るのが、王さんであることに問題は無いのですが、その王さんに情報をあげる人材であった、小川スカウト部長が編成からいなくなった事は大問題だと思います。ここの補填を未だに行っていないのは非常に気がかりです。小林至みたいな茶坊主にドラフトまで牛耳られたらどうしようもなくなるぞと。

ちょっと話が逸れますが、編成の人事案について思うところを書きます。
FA・トレード・外人補強部門とドラフト・ファーム育成部門の責任者は別々にして、どちらにも同じくらいの権限と地位を与えるべきです
そこで、「補強案」担当者と「育成計画」担当者が、議論を通して、王さんに判断を仰ぎ、優先順位をつけながら、政策実施を行うべきだと思います。
例えば、ドラフト・育成担当者なら今回の大補強計画に対し「江川・小斉・中西ら長距離砲、中村・トゥーシェンら上のランクを経験させるべき選手を一軍で試す時期が来ている。補強はそれらが完全に失敗だと見込まれる際に行って欲しい。彼らにはチャンスをまだまだ与え続けなきゃいけない時期だ。もし、それで2年後に見込みが無ければ、彼らを軸にトレードを考えても良いと思う。この2年はホークスの今後に非常に重要である。今、野手育成のフタをすべきでない。野手育成に費やした、この6・7年間の努力を無駄にするのか?ここ2年間はドラフトで即戦力投手指名に傾き、投手力で勝つ方針を提案したい。カブレラで勝てるなら、オリックスはなんでここ2年で6・5位なんだ?」と訴えるでしょうし、補強担当者なら「内川・細川・カブレラというFA市場に出てこない選手がFAしている。これを指をくわえて見てて良いのか?」などと訴えるでしょう。こうした議論を通じたうえで、球団の意思決定を行って欲しいんです。出来れば、ファンにも支障が無い範囲で、こうした編成方針の醍醐味を伝えて欲しいとも思います。ファンを編成会議に巻き込むのは悪くないはずなんです。なんで過剰にその部分は閉ざすんだ?ファンはプレーだけを見守っているんじゃないんだから。

今はその両方を同じ人間がやっているから、タチが悪い。一方で時期を間違えた、若手のチャンスを奪う大補強をしておきながら、一方で3軍を創って、若手を育てようとする矛盾に満ちた行動を取っているんですから。(中村晃や明石らが一軍に上がれないのを見て、どこの育成選手が1軍目指して頑張れるんだ?「あれでダメなら、俺なんて一軍に行ける訳なかろうもん。」と思ってしまうのがオチじゃねーか。野球選手なんて普通の人以上にセンシティブなんだろうし。大補強による、育成のフタはこうした部分にもある)
他人に自分が仕事をしているように見せるスタンドプレーをする為には、育成よりもFA補強を優先するに決まっている。早く結果も出るし、今までの育成プランなんか自分の仕事の実績にはならんしね。

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柴原は悪くない(はず) 

柴原が限度額以上の減額を突き付けられて、不服とし、年俸調停に持ち込みました。この件に対する現段階での情報を集めましたが、「柴原の行動は当然のことだよな。」というのが、私の感想です。

1億円以上の選手に対し、40%以上の減額は別途契約でもない限り(松中にはあったようですね)、本人の同意無しにそれを行ってはならないとあるのですから、フロントは遵守すべきでしょう。同意を得られない交渉手法にも問題があったはずです。球団はお願いベースの話し合いをしているんですから。

もし、球団が40%以上年俸を下げないと契約出来ないというなら、その旨をCS後にでも柴原に伝え、柴原がそれを呑めない時に即座に自由契約とすべきだったはずです。それならば、球団は冷たいというダークな印象は持たれるでしょうが、筋は通っています。それで柴原を解任しても、私はこうした批判的な記事を書く事は無かったでしょう。
小久保のFAへの不誠実な対応、前回の杉内の契約もなんとも中身が推し量れない異常な状況になったし、現フロント交渉の稚拙さ・不手際・横暴さは全くヘドが出る気分です。取締役である責任担当者は十分に解任に値します。

この規定減額%を越えた減額で契約する選手も多くいます。しかし、こういった契約が球界でまかり通っていたのは、以前から不思議なことでした。私は勝手に契約前にそういった話し合いが両者で行われていたのかと思っていました。今回はそうではないのでしょうね。「辞めさせられたくなかったら、ハンを押せ。」という態度にしか感じられません。

柴原だって、バカじゃないのですから、ここで波立てず、残り少ない選手生活を終えてから、ホークスでコーチにでもなれる道を確実に残した方が、利口だってのは分かっているはずです。調停などやれば、球団から睨まれるのは火をみるよりも明らかです。それでも納得出来ないのは、彼の後輩を想う義侠心からでしょう。あれは基本的に悪しき慣例になりつつあったのですから。それに楔を打つ選手がいてもおかしな話ではありません。非常に立派な行動だと思います。

とはいえ、私個人は、この契約更改などでよく使われる、この「後輩の為」という常套句は好きな言葉じゃありません。おかしな免罪符となっていると感じる場合も多々あります。しかし、今回のケースは違います。ルールを曲げてまで慣例に従わざるを得ない事を柴原ほどの実績がある選手が受け入れる事は、今後のホークス選手の契約にマイナスに働くはずです。もし、調停で柴原の意見が通らなかった場合、40%限度額については、「1億以上の選手は40%以上下げても良い」とルール改正し、明文化すべきです。それを選手会側と議論を尽くすべきで、1個人の判断(「同意するかどうか」)に委ねられてきた曖昧さこそが問題なんです。何の為の協約か。曖昧なルールは悲劇を生む。

PS:この規定減額%か適当かどうかは別次元の話ですから、本旨には触れていません。私個人はもう少し減額出来るように協約を変えるべきだと思います。上がり幅の方は、25%、40%程度の半端じゃないんですから。

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2001年 ホークスドラフト史 

2001年 ホークスドラフト指名選手

① 寺原 隼人 18 投 日南学園
③ 杉内 俊哉 21 投 三菱重工長崎
④ 神内 靖 18 投 延岡学園
⑤ 北野 良栄 18 捕 星稜高
⑥ 飯島 一彦 25 投 新日鉄君津
⑦ 養父 鉄 28 投 兄弟(台湾)
⑧ 井手 正太郎 18 外 日南学園

戦略タイプ 一言
良バランス型 ポスト修司・ペドラザを模索中

ドラフト評価
-Aランク

(実は逆指名じゃなかった杉内指名)

この年も前年同様、貪欲なドラフト展開を演じる。春頃には、前年のシドニーオリンピック出場投手で社会人NO1左腕とされた杉内の自由獲得枠指名(この年より導入。ドラフト1位という順位付けがなくなった、最大2名までの逆指名制度)の方針を打ち出していたが、8月の甲子園で寺原フィーバーが起こると、一転、九州の宝を奪われてなるものかと寺原取りに方針転向した。当時の逆指名制度は、高校生を1位指名するとそれを利用出来ない形であり、その為に強固な杉内の囲い込みを行い(ホークスじゃなきゃ、会社に残る言わせた)、逆指名でなく、ウェーバーによるドラフト3巡目での獲得を画策した。
当時のホークスファンからすれば、理不尽な球団の心変わりを受けながらも、満面の笑顔で入団してくれた杉内に非常に良い印象を持ったものだった。逆に寺原は巨人に入りたかったらしく、不満そうで、微妙な感情を彼に持った。

ちなみに寺原がいなかった場合、杉内ともう一枠の自由枠指名として、青学の石川(ヤ)を狙っていたんじゃないかと思う。そういった噂もあった。(さすがに石川までは杉内のようには囲い込めなかった)現在の球界を代表する二人の左腕エースを反故にする可能性があっても、寺原にこだわった当時の球団の思い入れとフットワークの軽さには驚かされる。

(エースと主砲の獲得)

その寺原は、ホークスでは芽が出そうで出なかった。ルーキー時には、先発もしたが、主に中継ぎで一軍で起用され、勝ち運に恵まれ、6勝を挙げ、次の年には先発で開幕6連勝したが、その後、長いスランプに陥る。
ルーキー時から雁ノ巣でも観ていたが、そこでも圧倒的な投球が出来ていた訳でもなく(バカ打たれするシーンも何度か観ました)、プロで生きていく為の決定的な能力を磨く前に、投手不足の状態でもあった為、なんとなく一軍で起用され、どこにでもいるような投手に陥った印象だった。彼の育成の失敗は、吉本亮の失敗と同じくらい、教訓にしなければならないだろう。
結局、その芽が出たのは移籍先の横浜となってしまった。育成の失敗と書いたが、ホークスとしては、寺原によって、多村という現在の主砲を獲得出来た為、この指名自体は意義は大きかったと言える。この年は、10年リーグ優勝のエースと主砲を獲得したともいえるし、それだけで十分にAランクの指名と評価したい。

(バランスの良い指名)
また、この年は将来の左(神内)右(寺原)のエース候補(神内は2年次までは寺原より評価は高かった)、即戦力先発(杉内)、中継ぎ候補(飯島・養父)、スラッガー(北野)・アベレージヒッター(井手)候補とタイプが異なる選手をバランス良く獲得している事が目に付く。

甲子園で5割以上を打った天才型バッター井手を獲得したのは、当時、巨人志向が強かった寺原と日南学園側への配慮かと勘繰ったが、誤りだった。井手のバットコントロールの良さは、1年目から雁ノ巣でも際立っており、井手の実力による指名だったといえる。
1年目にパワフルなスウィングで王監督の目を引き、ファームでも高打率を叩きだした北野だったが、その後伸び悩んだ。徐々に高校時代の大きなフォームからコンパクトなスイングになったが、その分、持ち味が消え、雁ノ巣でもゴロ製造機となっていった。

この年はそれまでチームを支えてきた中継ぎ・抑え崩壊の予兆が後半にみられ、それを憂慮した王監督が変則型の投手を所望し、飯島・養父の指名に繋がった。王監督は打者には王道タイプの振り切るスウィングを好むが、投手には一癖あるようなタイプを好まれていた。私は中継ぎ投手をドラフトで取ろうとするならば、社会人出身で25歳以上の投手が良いと思っているので、大きく実を結ばなかったが、この二人の指名には納得がいった。それだけに解雇したのが、両投手とも、それぞれ一年早かったと感じてならない。
特に飯島は02年の開幕当初、抑えのペドラザが不調の中、ストッパーにちかい大車輪の活躍を見せただけに惜しかった。

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(3度目の)あけましておめでとうございます 

まずはあけましておめでとうございます。

3週間以上も放置してしまいました。昨年末の大補強で何か愚痴っぽく、怒りっぽくなり、何を書いても楽しくなく、どのエントリーも下書きで挫折しておりました。
ここでファームの選手を応援したり、ドラフトでチームを強くするのを望むこと自体に意味がなくなっているよなと、このブログの存在意義もなくなりつつあるのを感じており、私の望むチーム像とは違う方向にホークスが行っているのを悲しく、空しく思っていました。
それに加えて、「若手が育たんけん、補強せないかんごとなったっタイ。(育ってるやん。あとは一軍での経験・自信を得るだけやん。野手は時間かけて育てるのがベストという育成のイロハのイが分からんかな)」とか「チーム状況に合わせた補強だから、巨人とは違う、的確な補強やろ。(いや、巨人も「ラミレス・クルーン・グライシンガー」を獲得した時はチーム状況に合ってた補強やったろうに)」といったようなホークスファンのご意見をみるにつけ、それを増幅させてくれて・・。(もちろん、あの大補強を苦々しく見つめていた、サイレントなファンもいたと思います)

編成やファンに対する、こうした気分は私なんかより若い選手の方が感じていると思います。そうであれば、今ここで、ファームの選手を応援する事を放棄するようなマネをしちゃいかんだろうと思いなおし、前向きにブログを更新していこうと気持ちを取り戻しつつあります。
今後も微力ながら、よりファームとドラフトに軸を置いたブログとし、若い選手の頑張りを伝えていければと思っております。たとえ、ドンキホーテのごとく存在になったとしても、「江川を使え!!小斉・中西がいるんじゃないか。トゥーシェンを試すのは今やろう。」などと雁ノ巣の太鼓持ちが如く、何度も吠えていきます。

誰の言葉かは忘れましたが、「若者よ、絶望せよ。希望は絶望の先にしかない。」といった言葉があったと思います。今、ホークスの若手にはその言葉を捧げたい気分です。レギュラー野手3人を他チームから補強するなど、巨人でもやった事がないような、異常な事態の前には絶望しかない気分でしょうが、それを乗り越えた者こそが希望を得られると思っています。きばれ、雁ノ巣ホークス!!全てを見返してやれ!!

テーマ: 福岡ソフトバンクホークス - ジャンル: スポーツ

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