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福岡ホークスのドラフト・ファーム情報を中心に鷹の未来を楽しむブログ

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11雁ノ巣ホークス観戦記6 下剋上? 3軍VS2軍(練習試合) 

2時頃に練習やってっかな?とサクっと観に行ったところ、この日は2軍VS3軍の紅白戦をやっていたんですね。ラッキーでした。練習のつもりだったので、メモを持っておらず、なんとなくの観戦記ですが、とりあえず書いておきます。

試合の方は、3軍が2軍を「1-0」で下しました。3軍が勝とうが、2軍が勝とうが、どうでもいいんですが(どうでもいいなら、下剋上とか扇情的タイトルつけるなって)私が観に行った試合は、雁ノ巣軍団は打てんですね。昨年はこんな事はあまりなかったのですが、爆発する感じが全然しないんですよ。私のタイミングが悪いのかもしれませんが、打てないと観ててつまらんのですよね。ここに書く事も無いし。

そういや、3軍はよく声が出ていました。以前見たときよりも試合に入りこめているような元気がありましたね。

では、ルーキー中心の寸評です。

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蔵建て男の「本当に凄い奴」(11年4月号) 

ネットドラフトの最高峰(つーか、全ドラフト評論家のトップだと思っているけど)、「迷スカウト」(リンク参照)蔵建て男さんが、独立され、電子本として、下記の本を刊行されました。

私は6年くらい前から、蔵さんのビデオ撮影などに福岡担当として、協力させてもらい、少なからず交流を持たせて頂いています。
昨年は、榎下(現日本ハム)を観に行った試合で、初めてお会いし(同じ球場にいる事はなんどかあったんですけどね。私がギリギリじゃないと行けるかどうか確信出来なかったので、御連絡等が出来ませんでした)お話させてもらったのですが、非常に穏やかで、優しい感じの方でした。その観戦もプロのスカウト以上に誠実で熱心にメモやタイム、動画撮影をされていたのを感心しました。そういう方が、初めて出された書籍ですので、よろしかったら、下記からクリックされてください。

それにしても、こういう形での出版も出来るようになったのですね。私のように既存メディアに少なからず、不信や不満を抱いている者には、新たな仕組みでの読み物が増える事は大歓迎です。自分達で、そういったメディアを育てていける感じも悪くありません。
私も購入しましたが、センバツでの「右腕三傑+1」(釜田、吉永、松田、野村)における、私の寸評と違う部分や共感する部分などがあり、面白かったですね。答え合わせみたいな気分でした。
なにより、私が診ようともしない、診ても分からない、守備面での寸評(特に捕手はよーわからん)や「こういう選手だから、ノビシロがこうではないか?」という深い考察に基づく未来予測などは、まず既存メディアではまず読めないシロモノです。

「マネーボール」で知ったのですが、アメリカで「セイバーメトリクス」を広めたのは、1人の素人野球研究家(ビル・ジェームス)が行った、自己出版書からだそうです。この例に倣えば、蔵さんによって、よりドラフト選手の楽しみ方を日本人が深めていく事も可能かと。野球を通して、「人間の成長って何だろう?」といった事を考えていく事は日本独特の野球の楽しみ方かと思います。


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今宮健太2世になれるか 三好匠 

三好匠(九州国際大付属高 福岡)
投手(兼外野手)右投げ右打ち

(紹介・タイプ)

2年前、1年生で出場した夏の甲子園では外野手として大活躍した選手。現在はセンバツ準優勝に立役者となるエース投手だが、将来性はダントツで野手。
決して、大きな体格でも長距離砲ではなくややもすれば特長が見えにくいが、一瞬の鋭さ・勝負強さを感じさせる選手。投手を中心にやりながら、こういった打撃センスが溢れる感じを放熱するのは、藤川俊介(広陵・現阪神)や熊代聖人(今治西・現西武)、庄司隼人(常葉橘・現広島)、なにより今宮健太(センバツまでの)がイメージ的にダブる。

(スウィングスピード 打球の強さ)

バッテリーを組む高城のスウィングがハンマーなら、三好は日本刀。鋭く「ビュッ」と斬れる感じがある。当然、スウィングスピードは非常に鋭い。鋭い振りから放たれる打球もライナー気味に伸びていく。

(構え)ー高校時代の今宮健太ー

体をぐにゃぐにゃ揺らし、バットを回し、バットヘッドを投手方向に向けて構えるのが高校時代の今宮ぽい。心もち、上体がクローズスタンス気味なのもよく似ている。柔らかさと次の動作にすぐ移れそうなキレのある構え。

(タイミング・始動)ーふたつのシンクロで投手との間を掴むー

投手の足の下がりはじめにシンクロし、始動する。これは現在では平均よりやや早目の始動。(私の感覚ではこれが普通なのだが、最近は始動が遅い選手ばかりだ)
左足かかとをクンと踏んでシンクロし、且つ、ラミレス(巨人)のようにバットを一度投手寄りに傾けて、投手との動作の一致を図る。まるで、バットで投手の動きを操り糸で操るように自分の「間」の世界におびき寄せているかのよう。

(ステップ)

大きな一本足で打ったり、柔らかいすり足で打ったりする。こういった変幻自在な感じも今宮に似ている。
長打が欲しい時は、一本足、ランナーを返す打撃がしたい時はすり足と分けているようだ。どちらもステップの仕方に問題は無い。好みの問題だが、私は一本足のみでも良いのではないかと思っている。
この選手は、足を上げた際に体が脱力し、フワっとなる感じがある。これは王貞治の一本足の真髄のひとつで、筋肉を一瞬休ませる事で、次のバットの振り出しをより鋭くさせる効果があると言われている。こういう体の使い方が出来ており、投手との間も掴めているのだから、より強い打球を打てる一本足にこだわって欲しい。

(トップ)

一度投手にバットを傾けるが、それが早目に行われるので、トップをつくるのがバタつかず、バットも寝ておらず、非常に綺麗な角度で作れている。

(スウィング軌道・得意コース)

スウィング軌道は中距離ヒッターぽく、遠回りしない程度に遊びがある感じ。センターを中心にどのボールも弾き返せそうなイメージが浮かぶ。まだ、打者として作りこまれていないのか、細かいバット操作のみ精進が必要な気もする。

(インパクトポイント・精度)

やや前よりで、精度は高校生では高い。

(評価)B+

打者としては、高城より上。しかし、プロでなるともう少し、時間をかけて、作り込んでから、プロ入りする方が彼の為になると思う。どういった打者を目指すのか、足の上げ方すら定まっていない段階ではプロで活きていく為の特長が見えない。
ただ、大学でも野手としてすぐレギュラーになれるであろうし、4年後にはドラフト上位指名も十分にあり得る。体格の無さも大学の実績でカバー出来るであろうし、ワンステップ踏む事は彼にとっては遠回りでは無いはずだ。

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鴨池球場の思い出 

今年、久し振りに鹿児島で試合をしますね。私はルーツが鹿児島だし(祖父・父が鹿児島出身)、NHK大河ドラマ「翔ぶが如く」を最高傑作と思っていて、西郷・大久保の両雄ともに尊敬しているし、仕事でも鹿児島ではお世話になる事が多いので、九州でも縁が深いと感じている県なんです。(しかし、残念ながら当ブログのアクセスは九州では1・2番に低い。嗚呼。長崎と熊本が多いんだよなぁ)

福岡ホークス設立時は、1年に1度は試合をしていました。しかし、何故か、ビジターだったんですよね。それも鴨池でキャンプをやっているロッテの主催試合はともかく、何故か近鉄の主催試合が多かった。(どういう趣旨だったんだろう)ドームが出来てからは、ほとんどやってないんじゃないですかね。

鴨池での試合で思い出すのは、岸川勝也のバレートスホームランですね。レフトフェンス際のフライを岸川がジャンプして取ろうとすると、グラブの上部に当てて、そのままスタンドイン・ホームランにしちゃったってやつです。
下手にグラブを出さなきゃ、たぶん、入っていなかっただろうと解説の河村英文さんが呆れていたのを思い出します。あの頃は、TV中継も無かったんですが、何故か、ラジオで中継を聞いていた方がよくこんなプレーを思い起こせます。ラジオでプレーを想像して、深夜のTVの「プロ野球ニュース」なんかでそのプレーの確認(「こんな酷いプレーだったのか」と)する事で、より記憶に刻まれたのかもしれません。(生活の役に立たない、素敵な事ばかりが、容量の少ない脳のハードディスクには埋め込まれているようで)

あれから、20年近くを経て、強豪チームとなって、鹿児島に凱旋するってのは、ちょっと感慨深いような。それにふさわしい試合を期待したいですね。

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細川2世 高城俊人 

高城俊人(九州国際大付高 福岡県)
捕手 右打ち右投げ

(紹介・タイプ)

センバツで大爆発の活躍をし、一躍、高校トップランクの捕手に躍り出る事が出来た。甲子園での実績は凄かったが、それ以上にこの選手が評価されているのは、地肩。その点では、細川亨タイプのドシっとガッチリした、昔ながらの捕手というイメージがある。

(スウィングの強さ 打球の速さ)ー超高校級ー

この部分は超高校級。外の遅いボールを巻き込んで、レフトスタンドに叩きこめる力がある。ハンマーのようなドーンといった力強い振り。

(構え)ー短所と長所が共存ー

揺らぎがほぼなく、固さを感じるし、ボールが見えにくそうな構え。ただし、この座りはドシっとしてて良い。バットのグリップの位置と深さも問題は無い。

(タイミングの取り方・始動)

投手と動作を合わせる、シンクロという動きが全く見られない。こういった打者はボールとの間合いを掴むのが下手である。始動は今の高校生のなかでは普通の部類。投手の足が下がる途中から足を大きく上げて、始動する。

(ステップ)

大きな一本足打法。足の上げ方や踏みこみ方などは非常に良く、スムーズで間も作れている。陽(日本ハム)の一本足に似ている。こういった不器用な感じの打者は足を上げる方がボールの受けが良い。

(トップの形)ー時間が必要なトップー

投手寄りに一度バットを大きく傾けてから、トップを作る。その際、ややバットが寝ているが右打者なら許容範囲か。
一度、投手寄りにバットを傾けないとトップを作れない打者は最近多いが(代表者・昨年までの江川や吉川、いや、なんといっても王貞治だ)、こういった打者に必要なのは早目の始動だろう。
王貞治は投手の足が上がると同時に自分も上げるという極端に早い始動を心がけていたそうだが(実際はもっと遅い)それほど、時間がかかる動きをやっているという自覚があれば、強い打球を打つ事を補助する機能を果たせよう。
一度前に倒して、後ろに引くと反動が生まれ、その力をスウィングに活かす事が出来るからだ。(ただし、反動は自分が巧く操れないと弱点にもなる)

(スウィング軌道・得意コース)

軌道はやや遠回り。とはいえ、右打者はアウトコースを踏みこんで、巻き込んでレフト方向にホームランにするタイプも多く、高城もこのタイプ。基本的にアウトコースが好物といえよう。

(インパクトポイント・精度)

心もち後ろポイントか。精度は決して高くない。甘い球を打ち損ねる場面もまだまだ多い。一発で仕留める鋭さが欲しい。

(評価)A-

プロでは必ず打撃面で苦労するタイプだろうが、強肩という事、体が強そうという事でワンランク評価を高めた。捕手でこれだけの大型素材だと下位指名にうってつけとは思う。捕手ならば、時間をかけて育てようとするチームも少なくない。高卒からプロに入る方が、プロのボールに早く慣れて良いだろう。



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和製グライシンガー 野村亮介 

野村 亮介(静清高 静岡県)
投手 右投げ右打ち

(紹介・タイプ)ー大型技巧派ー

今年の東海地方ではNO1投手と目されている投手。身長が非常に高い大型投手だが、大型にありがちな球は速いが、まとまっていない投手の間逆で、コントロールが良く、ストレートの球速はさほどでもなく、試合を壊さず、防御率も凄まじく良いという、高校生では非常に稀有な大型技巧派投手。(今年のセンバツは本当にバラエティに富んだ逸材が多く楽しい)「小さな巨人」ならず、「大きな小人」って感じのピッチングをする。このタイプは今ではグライシンガー、昔でいえば、日本ハム時代の金石昭人などがそれに当たる。

(フォーム)ーこんな腕の振りの投手はいるはずないー


フォームは、足を上げるまでがダイエー時代のエース村田勝喜ぽく、非常にオーソドックスでゆったりとしている。しかし、そこから、急に腕のテークバックも小さく、腕を振る孤も小さく、慌ただしい投げ方となる。この点は村田と正反対。大げさに言うと、捕手のような押し出すようなボールの投げ方。こういった腕の振りの投手は、滅多に見られない。強いて言えば、攝津か。(攝津よりも小さい腕の振り)ゆったりから急に投げてくるというのも、彼の特長だろう。それに小さい腕の振りは、ボールの出所は見にくいはずだ。

(打者の討ち取り方)-コントロールー

身長が高い投手は、それを活かし、落ちる系のボールを決め球にし、高低で揺さぶる投球パターンが主だが、たしかにこの投手もフォークやチェンジアップが決め球だが、「高低の角度が勝負」と言い切れるほど、角度ある投球をしているとは思えない。身長があるから、角度が無いとはいえないが。
どちらかといえば、投球の肝はコントロールだろう。とにかく、コース高さを丁寧に突けるから、勝てていると思う。

(ストレートの質・球速)

球速は137㌔前後が平均だが、MAXは144㌔。この幅の広さは力を入れる場面が分かっているからであろう。意図的に球速を操っている。しかし、ストレートに威力があるかと言われれば、そう感じない。144㌔ですら、スーと投げ込まれている感じだ。強さも伸びも角度も感じない。このストレートは、摂津の社会人時代に私が感じていた点と良く似ている。
こころもち、シュート回転することがある。(この点は摂津と違う)しかし、このシュート回転はもしかしたら、狙ってシュートさせている可能性も高い。右打者のアウトコース、ボール1個から少しだけシュートさせ、ベースを少し舐めさせ、ストライクを取る芸当(外シュート)を持っているのかもしれない。

(変化球)-高校生離れー

スライダー、フォーク、チェンジアップと投げるが、どれも精度が高い。スライダーは打者の手元でキュっと曲がる逸品で、カウント球、決め球としても使えている。
チェンジアップはグライシンガーを思わせる。ゆっくりと落ちているのにミートポイントがずれるというか当てられるけど、芯を喰われないようなボール。
フォークは摂津の速いシンカーのような感じ。低目のストレートのような軌道で、実は沈んでいたという感じ。空振りを取るのはこれだろう。

これらを操れるのは高校生離れしている。上のレベルでも十分に通用すると思わせる。しかも、小さい腕の振りだが、強い腕の振りをしているので、腕の緩みも感じない。

(コントロール)

高校生でほぼ4分割に投げ分けられる投手などそうはいない。

(評価)A-

大型なのにあの小さな腕の振り、迫力のないストレートは、プロスカウトの評価が高まらないタイプといえよう。(プロのスカウトはストレートにこだわりすぎな部分が強いから)
恐らく、大学などワンステップかまさせて、様子を見たいというスカウトは多いと思う。こういう投手は大学でも即座に通用するのは分かっており、その大学等の実績を球団へエクスキューズとしておきたいというか。この投手を高卒で指名する勇気がある球団はあるか。中日が高い興味を持っているよう。

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一軍ホークスネタの方が、読者の関心が高いようなのですが、今年は一軍ネタを書くのがちとツライんですよね。読者の方にもドラフトへの関心を高めてもらおうとこのバナーを設置しておきます。このバナーは私もブログ村に「ドラフトバナーを作ってくれ」とメールして作ったものですから、たまには置いとかないと。(って「ストーブリーグ」って名目は違うんだよな。ドラフトブログはどこも凄い人気なのに)

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岩嵜への期待の裏返しとして 

この記事はブロとも限定にするか迷ったのですが、一応、一般用として公開しておきます。岩嵜ファンの方々には傷に塩を塗る記事かもしれませんので、お取り扱いにはご注意を。なんか凄くとりとめのない文章になったのもご了承ください。

昨日の岩嵜は残念でした。とはいえ、昨年ほど(参照)庇うっていうか、保護するっていうか、そんな気にはなっていないんですよね。今までこれだけ岩嵜に心を砕いてきたっていうのに。というのも、昨日の降板への至り方などがちょっと気に喰わんかったってのがあるんですよね。

まず、あのイニングでいきなり、ストレートの球速が5㌔ほど落ちたってのが、どーにも情けない。昨年までは「なんとしても、リリーフの力でコイツを勝たしちゃりやい。勝たな、続けて投げさせてもらえんちゃっけん。」と願いたくなるような、まだ幼い投手でしたが、今年は「もう、自分で勝てるようにせないかんバイ。」と思わせるほどの大人の投手になりつつあると思っていたんですけどね。先発が6回でバテてどげんするとかと。5回しか投げられんのなら、小椋と変わらんじゃないかと。
降りる前の1回くらいピッシャっと3人で片づけんかい、それでリリーフに勢いをつけて、気分良く投げさせんかいと。

昨年夏以降、岩嵜は変わったと言われていました。ファームでも自分から志願して、完投したり、ガッツポーズしたり、私も昨年のドームでのファーム優勝決定戦でのリリーフでの強い気持ちが現れた投球を見て、アイドル投手からの脱却を感じました。岩嵜のハートを感じさせる投球は忘れらません。
その後のプエルトリコでの大活躍はそれを裏付けるものでした。技術の部分では無く、精神的な部分においては、プエルトリコで成長したっていうより、夏以降の雁ノ巣での成長をあそこでもしっかり表現出来たと思っていました。
それだけに昨日の6回はがっかりしたなぁ。そんなサクっとした顔で潔くマウンド降りるなよと。俺はまだ投げられるって顔して降りんかいと。降板の打診もされずに降ろされるってのは、まだ低いレベルの投手とみなされいる証拠なんだから、それに対する、自分への他者への悔しさは無いんかいと。もっと自分を高く評価していかないとこれからの成長は無い。お前に夢が買えん。

昔、星野仙一という、気迫をむきだしにして、緩い球や変化球で抑えようとする投手がいました。(私はギリギリ、オンタイムで投げているのは観てるんですよ)その投手はピンチに投手コーチ(稲尾さん)がマウンドに来たら、「もうダメですよ。俺はバテてます。早く交代させないと。」と自己申告してきたとか。それを受けて、本当に替えると、なんとマウンドでグローブを叩きつけて、交代への不満をアピールしたそうです。ベンチに戻ってきて、稲尾さんが「なんだ、あの態度は。お前が交代したいって言ったんだろうが。」とたしなめると星野は「稲尾さん、俺は名古屋で「燃える男」って呼ばれているんですよ。その男が交代に簡単に従ってたら、ファンが納得しないでしょう。」とのたまったそうです。
20歳くらいの真面目な青年にそこまでの腹芸を求めるのもアホなんですけど、君の降板の仕方を見つめているファンもいるって事は知って欲しいです。一軍で投げるってのはそういう事でもあるんです。星野のようにファンを意識して、創造の感情表現をするような投手もいたんだから。(まぁ、この人はそれが極端に強すぎて、時折、食あたりしそうになりますが)

これから、ホークスは岩嵜を中心にチームを作らなきゃいけないんですから、もっとエゴを感じさせるような投手になってもいいと思うんですよね。和巳に憧れている割には、そういった部分は見習わなかったのでしょうね。(ムネは見習わんでいい、イチローの横着なインタビューの受け答えまでマネしてんのに)和巳の2軍時代、雁ノ巣での登板は何度も見ていましたが、彼が雁ノ巣で打者を討ち取って、吠えたシーンなど一度も見た事はありません。淡々と投げていました。一軍でこそ、あのように吠え、真の自己表現が出来るのだと知りました。「こんな感情豊かな奴やったんや。」と。一軍での岩嵜にも、胸いっぱいの想いを表現できるようになって欲しい。昨日は、戦いに対するテンションっていうか、そういったものが私には伝わってこなかった。

厳しい言い方をしていますが、あのモーレツライオンズ打線を相手にヒットを打たれても、点をやらない投球が出来ており、岩嵜の真骨頂が発揮されたという嬉しさも一方ではありました。投球自体に注文をつける点はあまりありません。(ひとつ言うなら、足を上げて、グラブと手を離すタイミングがイニングによって違っていた。この重要ポイントが固まっていないのは、いかがなものか)
そういった部分でも、特に初勝利を焦る必要は無いと感じます。そんな低いレベルを考慮する投手じゃなくなっていると信じています。初勝利なんかより、新人王を意識させないと。
その為には、一軍で委縮した顔をするのではなく、逆に一軍こそが、自分のエゴやら抑圧やらを解放出来るような場所として欲しいです。本当に勝ちを喜べ、負けの悔しさを味わえるのは、一軍の舞台だけなんだから。(江川が昨年、それを爆発させてたのは嬉しかったなぁ。バット叩きつけてたし)

PS:昨日、初勝利を挙げた、オリの西は、接戦の9回、ベンチでおどけてマウンドのリリーバーに「頼みます。初勝利挙げさせてください。」って感じで、祈りを捧げるような仕種をしていました。岩嵜にそういった事を求めるのは違うとは思うのですが、ああいう風な事が出来るような、もう少し、気楽な雰囲気のチームになったっていいんじゃないかと思うんですよね。なんで4月のはじまったばかりの試合でこうも悲壮感が漂うのか、「また、ダメやったのう。お前は持ってないわ。」って、岩嵜に笑いかけるくらいのチームにならんもんかと。
小久保や松中や柴原が若い頃はもっとノンキで可愛いチームでしたよ。アイツらがそれを忘れて、若手を過度に縛り付けてんのかしらんけど。もっと若い奴らは弾けとけ。ベテランの目なんか気にするな。ポンがその先頭に立って、チームの雰囲気を変えてくれ。

ツインズももち
ホテルツインズももち
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未完成の野生児投手 松田遼馬 

松田 遼馬(波佐見高 長崎県)
投手 右投げ右打ち

(紹介)

センバツ前の練習時に大垣日大のベテラン監督が「今大会のNO1投手じゃないか?」と述べた事で、にわかに注目を集めた投手。週刊ベースボールでも「右腕3傑」として、先に紹介した吉永(日大三)、釜田(金沢)とともに並び称される。

(タイプ フォームイメージ)ー津田恒美ー

足をあげてから、ステップ前にお尻をファースト側に引いて、下にかがむ感じになるのが、2年前の夏に同じ長崎代表として甲子園に出て名を馳せた、大瀬良大地(長崎日大 現九州共立大)に似ている。このタイプの投手を見ると思いだすのは津田恒美。非常にダイナミックな投げ方で、ストレートでガンガン押していく投球スタイルも津田っぽい。

(フォーム)

グローブを持った手の使い方は近年非常に重要視されているのだが、この投手に関しては独特な使い方。一応、ステップ時に胸のあたりに持ってくるのだが、すぐにほどき、背中側に持ってくる。胸にもってくる動きは遠心力を制御する役割を果たすのだが(開きを抑える)、この投手は遠心力に身を任せている感じだ。こういった投げ終わった後もダイナミックな感じを受けるのは、近藤(オリックス)に似ている。

近藤はプロに入ってから段々右肘が下がって、今ではほぼサイドスローになっているが、この松田も無理に肘を上げるのではなく、近藤のように肘を下げて、遠心力を利かすフォームの方が、もっと凄い球を放れそうな感じも受けた。

(打者の討ち取り方)

投球パターンは非常に単調で、ストレートとスライダーの一本槍投球。スライダーは低目にワンバンするような感じの為、対戦相手の横浜高校は、途中から、高目のボールしか手を出さなくなり、非常に苦しい投球となっていた。
松田に敗れた横浜高がつらかったのは、ストレートが暴れている為、狙い打つのも難しかった事だろう。こういう投球スタイルは、大場(ホークス)のファームでの投球を思わせる。

(ストレートの質・球速)

捕手のミットを押し返すようなズドーン系の最上級のボール。空振りはそう取れないが、遠くに打つのが困難な感じを受ける。実際、横浜高校は当てても、なかなか飛んでくれず、内野ゴロを量産していた。時折、目を見張るような低目にギュイーンと伸びてくる、当てるのも困難なストレートもある。かと思うと、高目に手首の抑えが利かず、抜けていく球も多い。こうしたまとまりのない感じがプロのスカウトの心をくすぐっているだろう。(発展途上好きだモンな)

球速自体は137㌔~147㌔くらいとレンジが広い。狙ってそうなっているのではなく、投球フォームがまとまっていない為に起こっていると思われる。

(変化球)

スライダーが主な球種。横曲がりタイプで、曲がりは大きい。低目に決まっているのは良いが少し曲がりが早いのか、見送られるケースが多い。プロの先発でスライダーだけでやっていけるシロモノではない。
チェンジアップもたまーに放っていたが、これも使えるようにならないとファームでも厳しいだろう。

(コントロール)

決して良くはない。アマの広いストライクゾーンに助けられている感じがある。この部分はプロで相当に苦労する部分だろう。

(評価)B+

プロのスカウトからは、右腕3傑のなかで最も高い評価を受けるかもしれないが、私は今のままならプロでかなり苦労するタイプとみる。ただし、決まった時の低目の凄い伸びのストレートを光にこの投手の可能性に賭けてみたくなるのは分からなくは無い。
比較的自由に野球をやっている感じがある波佐見高だが、それゆえに個性的でプロ向きの選手も多い。こういった野生味溢れる選手が今後、どう成長するか楽しみではある。

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まとまった剛球投手 釜田佳直 

釜田 佳直(金沢高 石川県)
投手 右投げ右打ち

(紹介)ー速くない150㌔って?ー

昨秋の神宮大会では150㌔を投げたものの(高校生があの時期に150㌔投げられるって凄いんですけどね。神宮球場とはいえ)一般的な知名度はイマイチで、しかも雑誌野球小僧の特集では「球速の割に速くないストレート」の代表格におされるといった気の毒な投手。一昔前なら、もっと150㌔右腕と騒がれていたはず。

(タイプ フォームイメージ)ー先発時代の馬原ー

剛球投手にしては、クセもなく、スマートなフォーム。誰に似ているかと考えると、一番最初に浮かんだのが、イチローがオールスターで投手をやった時のフォームに似てないかと。(ハイ、全く役に立たない戯言です。興味ある人は動画を調べてみてください。)
全く破綻しておらず、野手投げでもないのに、どことなく、野手が投手をやっているイメージが浮び、そこからイチローぽくねーかと結びついた。(あとで調べてみるとやっぱり何となく似ていた)どこがどうと説明出来ないのだが、たまに野手ぽいと感じさせる投手はいる。ホークスでいえば、実は佐藤誠が野手っぽい投げ方と感じさせる投手だった。

戯言がすぎたが、野手っぽいというのは、全く私のおかしな感受性によるもので、しっかり見れば、きちんとした投げ方をしている事が分かる。投手のタイプとしては、フォークを覚える前の先発時代の馬原か。投手としての特長がイマイチ掴みにくいが、良い素材である事は感じさせる部分がよく似ている。

(フォーム)ー成長を感じさせるフォームー

センバツでは左足を大きく上げて投げるようにフォーム変更した事で、体全体で投げ込めている印象を受ける。右手とグラブを離す位置も以前の右股関節近くから、左膝近くに変更した事が、彼の体の使い方に合ったのか、以前よりもスムーズな体重移動が出来ているようだ。このポジションは桑田(元巨人)の高校時代がそうで、ダイナミックな感じもあり、間も作れている。(なのに野手っぽいと感じるのがわからん)

又、足を上げた際にほんの少し、背中がファースト側に傾き、「Y」の字のような姿勢になっていたのも良い。この姿勢は骨盤と股関節のハマりをよくし、軸足の土踏まずを中心に立てる事が出来る。それがコントロールを安定させる作用をもたらす。ちなみに馬原が良い時には、こうした姿勢になる。(悪い時は足を上げた時に前かがみ気味になる)

神宮大会では「新垣渚」っぽく下半身が使えていない感じだったのに、本当に大きな成長を見せたと思う。

(打者の討ち取り方)

基本的にストレートとスライダーの2種類の組み立て。最も平均的討ち取り方をする投手と言えよう。いや、近年のプロの先発投手においては、左投手にはこの組み立ての投手は依然いるが(和田や杉内もこのタイプ)、右投手には少なくなってきている。特に先発でこの2つのみでやっていける右投手は田中マー君がそうか。(いや、アイツもこの頃フォーク・ツーシーム利かしてるもんなぁ・・西口が最後だったかもしれない)

この2つで組み立てる為には、当然、どちらのボールにも高い質を求められる。高校生レベルなら抑えられるほどの質は備えているがプロでは今のままのボールではファームでも打たれるだろう。

(ストレートの質・球速)ーセンバツでは速かったー

神宮大会では150㌔でも速くないと言われても、まぁそう見えるかなともいえたが、センバツでは十分に速いと感じさせた。ズドン系ではあったが、ノビも備わりつつある。ズドンとギュイーンの間といえよう。
この点は馬原のストレートによく似ている。(調子が悪くなるとシュート回転する点も)

(変化球)ー幻の落ちるボールー

ほとんどがスライダー。時折、縦割れのボールもあるが、恐らくはあれは縦のスライダーだろう。球速がカーブのそれではない。ただ、この縦割れスライダーはボール2つ高いのが惜しい。打者にしてみれば、ボールと思ったのが、ストライクゾーンに落ちていた感じで打ちにくさはあるかもしれないが、あの高さで決め球とするには、大怪我する可能性を秘めている。(プロの左打者には)

数球、ツーシームかSFFか、速く手元でシュっと沈むボールがあったが、これを完成させれば、決め球として使える。高低の揺さぶりがそのボールで利かす事が出来る。スライダーもいまのままの高さでもカウント球として通用するだろう。

(コントロール)ー良いと分類されるだろうー

意外に良いのは大きな強み。ここがドラフトで上位指名されるだろうと思わせるポイントのひとつでもある。しっかりと腕を振って、2分割程度の投げ分けは出来ている。そこいらに転がっている素材型とは違うと感じさせる。

(評価)A+

腰砕けになりながらも甲子園のバックスクリーン近くのセンターフライを放つなど、スウィングスピードが速く、打者としての能力もきわめて高い。決して大きな体ではないのにあのスウィングは、体の芯の力があり、その使い方が分かっていると思わせる証左のひとつ。間違いなく、素材としてだけでも能力は高いといえる。あとは細かい技をプロで身につけていけば良いだろう。

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見えてねーなーノムさん 

昨日の開幕戦、福岡の地上波放送では、野村克也大先生がゲスト解説でした。レギュラー解説が私が最も信頼を置く、吉田修司でしたのでそれを聞きたいが為にCS放送で無く、こちらを見ていました。

結論から言うと、以前は、解説者としての野村はかなり買っていたのですが、それももう厳しい感じを受けましたね。(弟子の森福の名前を間違えたりするのは年齢からも仕方ないかと思うんですが)そう思わせる問題の場面があったのです。それは9回ワンアウトで後藤が打ったホームランについての見解です。

このホームランの前、吉田修司は「この試合のポイントは後藤選手ですね。T岡田選手よりも彼の方が怖いです。一発の可能性もあります。この選手は決め打ち(配球のヤマを張って、打つタイプ)をしますから、変化球に絞って、強く振ってくると言う事に気をつけて欲しいです。」といった事を予測していました。まさにその慧眼どおり、和田の抜けたスライダーを決め打ちよろしく、ライトスタンドに放りこみました。

しかし、この結果について、野村はやたらと「なぜ、簡単にストレートを放るのか?(あれがストレートに見えちゃっているんだもんな)後藤は変化球なんか読み打ちするタイプじゃないですよ、ストレートに超積極的に打ちに行くんだから、インコースにストレートをここで放りますかね?」といったぼやきを何度も言っていました。
そう、吉田修司の予測、結果とも全く異なる見解です。あの場面、細川のミットはアウトローに構えています。おそらくはスライダーが抜けたんでしょう。ドロっとした変化しかしていませんから。(それでもボールの球速とおじきした感じのボールで、ストレートとは絶対違うくらいは分かるようなもんでしょう)
しかし、あれだけの人が試合の一番のポイントとなる場面の考察すらしっかり出来なくなったのかと。配球予測・打者考察に相当長けていた人だったのにと愕然としました。
あの迷いの無い振りは完全に決め打ちです。それも変化球と読まなきゃ出来ない振りです。もちろん、球種が当たれば打てるっもんでもないです。問題なのは、和田のスライダーが大して曲がらず、インにスーと吸い込まれた事です。なぜ、そうなったのかの結果の考察を吉田修司から聞きたかったのに、野村がこうした変な見解を言うから、修司もモノを言えなくなっちゃった。

まぁ誰でも球種の見間違いはあるし(私の雁ノ巣レポートでも球種の間違いはあると思っています)、それをこのようにあげつらうのは、フェアじゃない気もしますが、あれだけ間違った結果から、和田の批判をするもんかねぇとあきれ返ったもんで、ちょっと書かずにいられない。ビデオを見りゃ分かりそうなもんでしょうし。
それにこの人はもちろん、この人の弟子の橋上とかいう茶坊主も野村を持ち上げる為に散々王さん批判などを本などで展開していますからね。(王さんよりも野村の打撃アドバイスの方が的確だみたいに)王さんの茶坊主(になりたいと願う)私が野村を批判してもよかでしょ。人を撃つ以上、自分も撃たれる覚悟をしないと。(俺もだけど)

しかし、こういった間違いをしている監督から、ギャーギャー怒られていた嶋(楽天)はつらかっただろうなぁと。言い返したかっただろうなぁ。「いや、今のはストレートじゃないです。アウトローに構えていたのが見えませんでしたか?スライダーが抜けたんですよ。」て具合に。私のサラリーマン時代のクサレ上司を思い出しますバイ。本当に解説聞いてて、嫌な気分になったなぁ。(これを読んでいる読者の方々も嫌な気分かな?)ベンチからだともっと球種なんかも見えてなかっただろうしねぇ。

PS:これを昨夜、ある程度の下書きをした時点では、あの球がチェンジアップというソースはなかったので、ここでは、抜けスラと私が間違った分析したとおりに書いておきます。(細川がチェンジアップだったと言っています)
和田がチェンジアップを放るというのは頭に無かったです。(10%くらい放っているにもかかわらず)人の失敗について書いているんだから、自分の恥もさらしておきます。

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11雁ノ巣ホークス観戦記5 小斉のレコンキスタ(VS 鳴尾浜タイガース5回戦) 

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攝津2世 吉永健太朗 

吉永健太朗(日大三高 東京)
投手 右投げ右打ち

(紹介)ー今大会NO1投手でいいんじゃないかな?-

今センバツ大会のNO1投手を決めよとなると、やっぱりこの投手になるんじゃないかなと思う。優勝に導いた昨秋の神宮大会の方が印象が良かったが、センバツで評価を落とす事も無かった。(大きく成長したとも思えなかったが)

(タイプ フォームイメージ)ー高次元でまとまった投手ー

特長としては、球種が多く、高次元でまとまった投手。投手のイメージ的には、2年前の下沖の完成度の高さが私にはダブる。
フォームとしては、テークバックからスローまでの右腕が、体の軸の近くで縦振りで、近距離で振れている。これは昨今のホークス投手陣に流行中の攝津テイスト。但し、摂津の最大の特徴である、テークバックの小ささまでは似ていない。ある程度テークバックはとっている。

(フォーム)ー無駄が無い投げ方ー

攝津同様に迫力は無いが、破綻の無いフォーム。余計な動きを排除出来ている。プロに入っても、大きく治すようなところはないだろう。こういった投手をノビシロがないと見る向きもあるが、綺麗な投げ方が身に付いていれば、あとは体が出来るにつれ、ボールに迫力が増すケースは多い。これこそが真のノビシロだと私はみている。

(打者の討ち取り方)-1級品のシンカー使いー

右投手でプロで苦労するのは、左打者対策だが、この投手は、大きなシンカーを自在に操る事で、左打者を腰砕けに出来ている、稀有なタイプ。
ちなみにシンカーとは、左打者のアウトローに沈んでいくボールだが、攝津が出てくるまで、上投げの右投手のシンカーの使い手はなかなかいなかった気がする。(左の上投げシンカー(≒スクリューボール)使いは結構いるのに)摂津の前となると今井雄太郎(70年代後半から80年代中盤に活躍)くらいか。こうした珍しい投手の系統図に彼は名前を刻めるか。
ちなみに私はこのシンカーってボールが全ての変化球で最も好きで、あの不思議な球筋のボールは見るのも投げるのも楽しい。それだけに吉永には大いに期待している。

余談がすぎたが、決め球のシンカーを右打者相手にもっと投げられるようになれば、もっと楽に投球が出来るはず。右打者には、デッドボールが怖いのか、積極的に放れていない。

(ストレートの質 球質)

センバツ1回戦では、球速は平均137・8㌔で、MAXは143㌔程度。MAX147㌔まで投げられるが、140㌔弱のストレートと思って良い。ストレートに大きな迫力は無いが、球質は適度なキレと重さを備えている、プロ仕様のボール。上手く成長出来たとしても、プロで速球で空振りをガンガン取れる姿は想像出来ないが、打者が思わず、手が出なくて見送る姿は想像できる。こういったストレートは摂津タイプ(まだ伸びが足りんけど)といえる。

(変化球)ーカーブがポイントー

神宮大会ではカーブ(110㌔程度)が良いと思ったが、センバツではこれが浮いていた。右打者に苦労したのはこれが要因か。このカーブとほぼ同じ球速と落ち幅で、逆方向に落ちていくのがシンカー。この2つを備えている事が、攝津2世の看板を背負える素材といえる。

スライダーも投げていたが、スライダーはあくまでカウント球にして、カーブとシンカーに決め球としての活路を見出して欲しい。(って、あのカーブ、縦スラじゃないよね?)

(コントロール)ー攝津2世になれるかはここがポイントー

あのフォームなのに、どうにも収まりが悪いのがコントロール。ストレートが上下ばらつくし、変化球でもこれならストライクが取れるってボールもない。高校生のドラフト候補にしては、そう悪いとはいえないのだが、シンカーという見送ればボール球となるボールを決め球にする以上、ストライクを先行する能力を高めないと投球が苦しくなるはずだ。

(評価)A+

もう少し、コントロールが良かったら、ドラフト上位クラスの「S」ランクをつけたかった。それほど、私は高く評価している。

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パワーレフトサイド 葛西侑也 

葛西侑也(大垣日大高 岐阜県)
投手 左投げ左打ち

(紹介)ーミスター神宮大会ー

1年秋から3年連続で神宮大会に出場し、毎年好成績を収めるミスター神宮大会。その割にはドラフト雑誌で多く取り上げられない、不遇のエース。左投げで、サイドハンド、それでいて、意外なパワーピッチが出来、実績も挙げてきた稀有なこの投手は、ドラフト的に獲得して間違いは無いタイプだろう。
1年から成績を出してきた事が、逆にいわゆるノビシロに疑問を持たれるのだが(興南の島袋もそうだった)、1年毎にゆっくりと成長している部分はあるとみている。

(タイプ フォームのイメージ)ーやっとでた角三男2世ー

左のサイドは、森福や古くは永射(元ホークス)をはじめとし、リリース時に手首が寝て、キレがある華麗な感じのフォームが主だが、この投手は手首を立て、腕の位置を下げて投げるパワーピッチの投げ方。こういった日本人投手は、意外に思いつかず、80年代に活躍した角三男(元巨人)まで遡らざるをえなかった。

(フォームー右打者に通用する打ちにくさー

下半身に注目はあまりいかないだろうが、足を上げる際に必要以上に膝を折り込まず(ガニマタ気味に足をあげている。これはダルビッシュの良さのひとつでもある)、ゆったりとした感じでステップしている姿が非常に良い。
注目の上体だが、ただでさえ、珍しいサイド左腕に加えて、左腕の折り込み方が巧く、ボールの出所が打者から相当に見にくいと思われる。ここが森福らのようなサイドとの違いで、右打者でも打ちにくさを感じさせる左腕といえる。

(打者の討ち取り方)-珍しい高低の使い手ー

物理的にはあり得ないとされるが、どう見てもストレートが高目に浮きあがってくるようにみえる。そのストレートと低目ギリギリのストライクゾーンからボール球に曲がり落ちするスライダーの高低で討ち取る。
投球の肝はそれだが、しっかりと左右の投げ分けも出来ており、左右の角度もしっかりとアクセントがついた投球術もある。スライダーとストレートと球種は少なく、球種というより、その珍しい投げ方を活かした投球パターンで討ち取る。

(ストレートの質・球速)ー最高球質で不思議な球筋ー

ストレートは135㌔平均だが、どう見てもそうは見えないほど速く見える。球質は、最高球質のギュイーン系。(参照)

私が野球を見始めた頃、角は巨人のリリーフエースとして大活躍していたが、その頃も私の眼には定岡の140㌔よりも角の135㌔の方が相当に速くみえた。その角のボールのような、球速では測れない迫力がこの投手のストレートにも見えだした。しかも、そのボールは先述のように浮き上がってくるかのような角度あるボールで、やっかいだろう。

(変化球)

115㌔ほどのスライダーが主な球種。技巧派というより、投球スタイルはパワー投手そのもの。晩年の角の日ハム時代も球速の落ちたストレートとスライダーだけで先発を勤め上げたが(あの頃、ベテラン捕手・若菜とのいやらしいバッテリーによる、130㌔に届かないストレートと曲がらないなんちゃってカーブの2種類の組み立てにダイエー打線はキリキリ舞いさせられたのを思い出す)葛西も意外にこの少ない球種でも先発が出来る、幅がある投球が出来るかもしれない。その為にはまず、スライダーをもっと磨けるかとなろう。スライダーは大きな変化幅がある。これにちょい曲がりのカットなどを交えれば、どうだろうかと。
また、手首を立てて投げるサイドなら、意外にフォーク習得も可能ではないか?それこそ、一度浮き上がってから、落ちるタイプのフォークがあれば、プロの先発も十分にいけると太鼓判を押せる。

(コントロール)

十分に2分割程度の投げ分けは出来ており、及第点。右打者のインハイにズバっと投げ込む力もある。角の若い頃はコントロールは無茶苦茶だったが、この点は違う。

(評価)A+

高卒でプロは十分意識出来る。無駄にワンステップを踏むより、ファームでガンガン投げた方がもう一段階上の投手になれる近道ではないか?いまのところ、阪神が熱心のようだが、どうなるか。

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夏の捲土重来を 上村健人(東北高校) 

上村 健人(東北高校・宮城県)
投手兼外野手 左打ち右投げ

(紹介・タイプ)ー私的高校NO1打者ー

エースで4番、しかも主将と一昔前のスーパー選手風味の選手。とはいえ、センバツ大会で18歳に東北地震を一時でも振り払わせるような過度な期待を一身に背負わせたのは気の毒だった。明らかに気負いが感じられる打席・投球だった。

私はこの打者を昨秋の神宮大会で見て、「来年のNO1打者じゃない?」と唾をつけていた。金沢高校の剛腕・釜田をチェックする為に見ていた試合で、全く気にしていなかった対戦相手の上村の方に心奪われたのである。ちなみにこの寸評は基本的に神宮大会での金沢戦・浦和学院戦を元にする。(甲子園もチェックはしたが)
しかし、意外な事に現時点では、ドラフト雑誌では、平凡な投手としての評価が主で、打者の評価をあまりされていない。ネットドラフトで私と同じように打者として高評価を挙げているブログに接することはあり、「そうやろー。」と安心したほどだ。

打者のタイプとしては、長距離寄りの中距離ヒッター。ホークスでいえば、高校時代の中村晃って感じか。中村と違うのは、抜群に体格が良い部分。特に下半身の厚みが際立つ。尻の力でホームランが打てそうな雰囲気がある。

(フォームのイメージ)ー福留孝介ー

ステップ時に一度体が縮んで、スウィングとともに大きく体が広がっていくかのよう様子、でかいフォロースローは福留テイスト。

(スウィングの速さ・打球の強さ)-中村晃を彷彿ー

高校時代の中村晃で最も印象に残ったのは、そのとてつもない打球の速さだったが、上村もひけをとらない。浦和学院戦で投手の頭近くに投手ライナーを打ち、投手はよけながら捕球出来たが、心底当たらなくて良かったと肝が冷える思いをした。打球の強さはあるが、ライナー気味の打球が多い。
スウィングスピードは相当に速い。厚みのある下半身のパワーをしっかりとバットに移せている。

(構え)ー重量感ありすぎー

オープンスタンスで構え、腰の座りのどっしり感、両目でしっかりとボールを捉えられている構えは言う事無い。ただし、構えている間、肩甲骨はしっかりと揺らいでいるが、股関節の動きが無い。もっとここを動かしながら、構えると柔らかさが出る。
構えの時のバットの位置が私の理想。左胸の高さ・位置にグリップエンドがあり、柔らかい腕の使い方が出来ているはこれが所以。

(タイミングの取り方、始動)ー上体から始動ー
投手の動きに合わせて、始動するのを「シンクロ(同調行為)」というが、これを下半身でやれていない。バリーボンズのように上半身のみグリップエンドを少し下げる事で行っているか?(これは微妙)
但し、一定のタイミングで始動は出来ている。始動は投手の足が下がりきった際に行っている。これは平均の始動タイミングといえる。

(ステップ・投球との間合い)ーじっくり系なんだけどー
すり足気味にじっくりと前に足を出す姿は、日本時代の後年の福留に似ている。投手との間合いはきちんと取れている。じっくり足を出せる打者ほど、ボールをとらえる確率は高いと考える。しかし、ステップの仕方には次のような長所と短所が存在する。

福留と同じように右投げ左打ちの割には、右股関節の使い方が巧く、ステップ時に投手方向から見て、体全体が「く」のような型となっている。
これは上体が前かがみになってそうなるのではなく、ステップしながら、右股関節を一塁ベンチ方向にずらすこと(右尻だけ後ろにずらす感じ)が出来ている証左である。(「く」の角の部分がおよそ骨盤の位置ですね)
但し、この動き(フローティングASという)は股関節の開きの早さを誘発する傾向を持ち、それは右投手が放る、インコースのボールは開く事でふところが広くなり、より巧く捌けさせる(且つ、強いスウィングも出来る)が、左投手が投げるアウトローにはバットが届かなくなるという弱点も持つ。(左打者で好打者であるほど、この傾向は強くなる。だから、左打者には左投手のワンポイントが必要。特に左打者のインコースにシュートが放れる左投手が)
この為、センバツで左のサイドスローの投手(大垣日大・葛西)にキリキリ舞いさせられたのは致し方ない部分もあると私は見る。

また、ステップはじっくりしているのに、体の開きが早い為、右足に体重移動させるタイミングがやや早くなってしまう事があり、スウェー気味に打ち、力の無い打球となる事がある。

(トップの形・スウィングの軌道・インパクトポイント)ー奥義・後ろポイントを意識したいー

トップ角度はバットの先っぽが天を向くほど、立っており(ホークスでいえば田上型)、いかにも長距離砲のトップが作れている。そこから遊びなく、前にストンとバットを縦に落とせている。若い頃の福留のように前寄り(投手寄り)のポイントで打つ事が多い。

上村の体格、スウィングスピードならば、日本後年の福留のように「後ろ(捕手寄り)ポイント」で打つ事も可能ではないか。その方がもっと確率高く、強い打球を打て、且つ、ライナーではなく、高い放物線のホームランを打てる打者になれる気がする。(一番難しい、ポイントの打撃ではあるのだが)なにより、鈍足であるから、もっと長距離を意識した打者にならなきゃ、プロでは重宝されないだろう。

手を使って、シンクロを図るタイプの為か、トップに入れる前にややヒッチ(一度、グリップエンドを下に落としてから上にあげていく動作)の傾向もある。トップには早目に入れる事が出来ているので、大きな欠点にはなっていない。

(インパクト精度・得意コース)

インパクトの精度は非常に高い。速い球にも緩急にも高低にも対応出来る、ミート力がある。それは両目でしっかりととらえた構え、じっくりとした動きが少ないステップ、破綻が無いトップなどの恩恵だろう。
得意なコースは現時点ではインコースだろう。インが打てない左の長距離砲には魅力がない。

(評価)-S

強豪校のエースという事もあり(投手の練習ばっかしてるだろうし)、打者として仕上がってはいない部分も見受けられるが、長距離砲の原石として高い評価をしたい。一塁まで4.7秒の足では、今の中距離タイプとしての需要は少ない。もっと遠くに高く打てる打球をプロでこそ追及してもらいたい。

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