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福岡ホークスのドラフト・ファーム情報を中心に鷹の未来を楽しむブログ

二保のプロ初先発 

先日の二保の初先発について書いておきます。

あれだけ制球を崩すとはちょっと想定外だったかなと思いますね。ボール球になったのは、スライダー・カーブ・フォークでしたが、根本的に変化球っちゅうのは、ストライクゾーンからボールになるのが、最も有効なんで、変化球自体には、特に問題は無いのかなと。変化点も打者近くで、鋭く、低目に変化・制球していましたし。(おかわりに打たれたタイムリーヒットの際の、フォークのみ高目に抜けていましたが)
二保の本領は、追いこんでガンガン三振取るんゃなくて、浅いカウントの際に、大小のスライダー・カーブ・チェンジアップなどで打ち損ねを誘うのがポイントなんですよね。
だから、二保が投げている試合って言うのは、サクサク試合が進むんです。それがあの試合は逆だった。

あれらを振ってもらえない、あれらで討ち取れなかったのは、何故か?一軍の打者だったからなのか。私はそうではなく、それを誘発出来なかった、ストレートに問題があったと考えます。また、初回に中島に死球を与えた為か、シュートも使いこなせなかった事も、次の問題点でしょう。

じゃ、ストレートの球威を増せばいいっていうのは、誰にでも言えて、解決策では無く、将来目標なんで、今の二保が身近な目標とすべきものでないと思います。
二保が今の球威で勝負する為には、まず、ストレートの制球、それもアウトローに140㌔弱でいいんでしっかりと投げ込める力(制球力・精神力)をつけるべきです。(プラス、インにシュートも放るべき)
あの時のように、ストレートが高目に抜けていれば、打者は「変化球のみ低い。それは見逃してボールにすればいい、カットすりゃいい。しっかりと振りにいくのは高目。それはストレートやろ。」になっちゃいます。(こうなってはリードのしようもない)
低目のストレートとシュートを投球の40%程度は投げないと、スライダー・カーブ・フォーク・チェンジアップという、二保の悪くない変化球は活きてこないでしょう。

実は、二保自体も、ファーム時代の直近のインタビューで「ストレートの球速を増したい」と言っていました。気持ちは分かりますが、それよりも先にクリアすべき課題はあるんじゃないのかなと危惧しておりました。その危惧が初先発に現れた気がします。
二保がたとえ150㌔を放れても、高目のストレートなら、一軍の主力打者なら、ボールの重みの無さからも弾き返してしまう気がします。武田翔太や千賀とは、二保は投手としてのタイプは違うんじゃないかと思うんですよね。
蛇足ですが、彼ら(武田・千賀)はストレートの球速・球威にこだわるべき。(武田は「僕は変化球投手」などと逃げを打った発言をしていましたが、冗談じゃない。この二人と川原は圧倒的な先発・抑え投手になれる、滅多に現れない逸材なんだから、ストレートにこだわって欲しい。彼らのストレートの高低の角度・強さは、それほど突出していると思います。千賀なんか、変化球で確実にストライクが取れるボールを作れば、楽な投球になると思うんですけどね。多少、曲がりが弱くても。最近、観て無いんで、そのへんがどうなっているか確認したい。

それに対し、二保の同タイプは岩嵜や斉藤佑樹(日本ハム)などでしょう。特に昨年の岩嵜のように「ツーシーム(≒シュート)」に活路を見出した点を手本にして欲しいものです。(ま、当の岩嵜が圧倒的なストレートを放る事にこだわりすぎな面がかいま見られるんですが)
ストレートの球速・球威が増さないと一軍で使えないといった投手にはなって欲しくないんです。ストレートにこだわるなら、まず制球力、そして、打者の感じる「打ちにくさ」を追及すべきだと思います。それが一軍でやっていける術じゃないでしょうか。

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テーマ: 福岡ソフトバンクホークス - ジャンル: スポーツ

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