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甲子園への遺言ー名コーチ高畠導宏の生涯ーを読んで 

約5年ぶりにこの本、高畠導宏という伝説の名打撃コーチの生涯ドキュメントを読み返しました。この本はNHKのドラマの原作ともなりました。プロ野球の打撃コーチが50歳を過ぎて、高校教師になったというところにスポットを当てて。
実際には、高校教師時代のついての記述はほぼ1章のみで、ほとんどはプロ野球人生について語られています。その1章をあれだけよく膨らませて、良いドラマに出来たもんだと、脚本家の力量に改めて驚きました。

この高畠さんは、南海ホークス・野村克也時代にコーチになった人ですが、私は「あぶさん」を読んでいた関係からか(初期あぶさんにはしょっちゅう登場)、すごく興味があったんです。
なんといっても、現役時代の実績は大してないのに、あれだけ各球団から長年重宝されるコーチってなんだろうって。(現役は怪我でうまくいかなったそうです)また、凄く人柄が良い人と噂されるのに、あの野村みたいなのとコンビを組んでったってのが不思議だなぁと。(後年、ヤクルトで袂を分かっています。「野村さんは変わってしまった」と言って。この本では書いていませんでしたが、あの毒婦が選手を並べて説教したのが許せなかったらしいです。それを止めない野村にも失望したと)

さて、この本の主題である、高畠氏のコーチとしての姿勢は、「褒める」「選手を庇う」「良いところを伸ばす」「練習に工夫を凝らす」といったところに特長があったようです。特に素晴らしいと思ったのは、「良いところを伸ばす為に選手を監督から庇ってやっている点」ですね。
一例を挙げると、80年代に水上義雄というロッテの名ショートがいたのですが(後年、ダイエーホークスでもやりました)、一軍半だった頃のこの選手には、「狙い球を決めて、それが外れて、見逃し三振しても、意図があったのだから、良いのだ。」という指導をしていたらしいです。
選手個々の特徴にあわせた打撃内容を求めるという点では、打撃コーチというのは、今においてもかくあるべきと思います。なにより、その選手の意図を見抜いて、失敗を庇う姿勢ってのは、1軍打撃コーチに最も求められるんじゃないですかね。
ちなみに一軍打撃コーチが最も心を砕いて指導すべきは、一軍半の選手だと思います。2軍で打てて、1軍で打てない打者を一軍で打てるように精神的なケア(高畠氏はこれが上手かったとか)を含めて、行えるのは、一軍コーチだけです。一軍コーチの力量が最も問われる部分ではないでしょうか。短所よりも長所を伸ばす姿勢がないと一軍半は伸びないですよ。

一応、付け加えておきますが、もちろん、優しいだけのコーチではありません。これと見込んだ選手(例:現ロッテ監督・西村徳文)は、バットを振りすぎて、指がバットから離れなくなるといった恐ろしいほどの猛練習を課し、首位打者に仕立て上げるなど指導能力の高さを発揮しています。
なんといっても、あの落合博満を引きあげた人ですからね。張本とともに。落合本はかなり読んでいますが、高畠の名前は出てこないんですよ。
この人の指導については、落合は口をつぐんでいるのは不思議です。超一流選手のプライドなんですかね。あの人、いつも、自分で見て覚えた的な発言をしているからかな。

技術論を中心に野球論としてもかなり面白いのですが、なによりもこの本は、高畠氏をつうじて、「人を指導する在るべき姿」がしっかりと詰まった本だと思います。色んな教示に富んでいますので、よろしかったらぜひ。

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