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短期決戦必勝講座? 

「日本シリーズ全データ分析」(小野俊哉著)って本を読みました。(2度目で流し読みだったけど)短期決戦で勝つ為の方策を探る為に(笑)。この本は、日本シリーズの戦い方をデータで検証し、短期決戦ならではの勝つ為の法則を探るという主題の本です。

非常に興味深い主題でしたが、一番知りたい「法則」があまり表に出てこず、監督論に終始している気がして、ちょっと目的が散らばっている印象は受けました。しかも、データ重視という割にその裏に「精神論」が見え隠れしているのはちょっともったいなかったかと。まぁ、データから精神面を読み解くってのはありだと思いますが。もう少し、戦術論に踏み込んでもらったら良かったかと。

それでも、短期決戦に強いとされる、川上(巨人)森(西武)広岡(西武)古葉(広島)野村(ヤクルト)三原(西鉄)ら、弱いとされる星野(中日)、長嶋(巨人)の戦いの検証をする事で、提示されるモノは多少はあったかなと思います。それらを簡単に説明しておきます。

1「2戦目必勝論」(森・西武)

目的:2戦目を重視する事で、初戦から勝たなきゃという空気をなごませる。また、2戦目勝てば、移動日を精神的に楽にさせる。

感想:正直、これを最初の章に持ってきているのは疑問。目新しさもないチープな意見だし、ここで読むのを止めたくなったほどです。基本的には1戦目に勝てる方が勝負事はうまくいくはず。わざわざ、2戦目を重視する意味はさほどない。結果論ではないでしょうか。

2「先手必勝・抑え重視論」(広岡・西武)

目的:先に点を取り、抑え投手の力でなんとか勝つ。特に左投手の抑えは勝負どころで使うべき投手となる傾向が非常に高い。

感想:これもチープといえなくもないが、広岡ほどこれを実践した監督も珍しいです。ここでは書いていませんが(これを記述していないのはどうかと思う。検証が甘いぞ)、抑えの森繁和がいたのに、当時のエース・東尾を抑えに転向させ、シリーズを乗り切った事もあります。(今、それをやる監督なんてまずいないでしょう)

短期決戦で抑え重視の観点は正しいです。それも「回のあたま」からではなく、イニングの途中で登板し、チャンスの種を刈り取れるタイプのリリーバーが必要との見解も頷けます。

それに勝負を決する場面では、「左打者殺し」の左投手の重要性がデータから増しています。秋山ホークスは、投手も打者もあまり左右にこだわらない起用で有名ですが、短期決戦ではそれがデータ的には落とし穴にならないかという危惧も抱きました。

ただ、リリーバが疲弊しないように、古葉のように「先発が崩れりゃ、負けても良い」(≒耐えて勝つ)として、負け試合を意図的に作る意思も必要かとみます。先手を取って、勝てると見込める試合のみリリーバーを総動員させるようなフレキシブルさも求められるでしょう。

3「5・6番打者がシリーズ終盤のキー」(川上・巨人)(三原・西鉄)

説明:シリーズでは6戦目からの5番打者のOPSが4番よりも高くなりがちで、そうなったチームは勝てるケー
スが多い。(全データで検証済み)例として、あのONよりもOPSが高くなった1966年の黒江の活躍などを挙げている。4番は5戦以降は勝負を避けられる傾向もあり、そこを仕留める5番打者の重要性が高まる。また、6番打者も6戦目以降はキーマンとなる事が多い。

感想:これはよく調べられましたと拍手を送りたいです。4番はなかなか動かせませんが、5番にはそのシリーズで最も調子が良い打者に置きかえるという方策の必要性を強く感じます。まぁ、打順に関しては、クリーンアップを動かした方が勝てるのか、そういった検証も欲しいところではありました。

4「4番を抑えよ」(古葉・広島)

目的:打順の要である4番を徹底的にマークし、攻撃力を下げる戦術。古葉カープでは、データ的に4番を抑え込んでいるのがわかる。

感想:これもよくわかりますね。1人を徹底的にマークして、攻撃を機能させなくするのは常套手段です。
古葉カープで覚えているのは、その年のパの三冠王「ブーマー殺し」ですね。ブーマーが苦手なコースに放れる、勝負球を持っている投手をリリーバーとしてぶつけるような方策も施しています。

5「心理戦を勝て」(野村・ヤクルト)

目的:イチローのようなチームの中心となるスーパー打者らに「抑えるポイントがある」などと口撃し、心理的ゆさぶりをかける。非常に使い古されたがっかりする提言。

感想:短期決戦に強いとおだてらえる野村ですが、著者は、野村の短期決戦の強み・方策等を発見出来ないで終わっています。野村のデータ野球ってのも、根本的には「精神安定剤」みたいなもんでしょうしね。法則性はみえにくいんじゃないでしょうか。

ただ、野村はともかく、ヤクルトにおける「古田の存在の重要性」はもっと書いて欲しかったです。それもリードよりも「盗塁を許さなかった・企図させなかった」という観点から調べると面白かったと思うんですけどね。それについては、全く触れていないのは画竜うろこを欠くってくらいに、全く物足りませんね。短期決戦でこそ、「足の速さ」が重視されるって指摘をしておきながら・・・。野村ヤクルトとは、古田の肩で勝てたのだという定義を発見して欲しかった。

6「OPR(先頭打者出塁率+生還率)の高い打者を多く起用せよ」(原・WBC)

目的:先手必勝が短期決戦の勝ち方とするならば、どの打者からスタートしても点が入るような打順が望ましい。(私がかなり意訳しています。他の本でどこからでも点が取れる打順の組み方こそが短期決戦に強いというデータには触れたことがあります。この著者はそれを指摘して無かったけど)

感想:これも非常に頷けます。要は足の速い打者を多く揃えるのが短期決戦の勝ち方といえるかと。ホークスでいえば、例えば、カブレラ・松中・小久保を並べても、彼らが先頭で出塁したって、恐らく点は入らんこととなるでしょう。出塁率だけをみてもダメでしょう。生還率を考えないと。シーズンのようにイニングの最後の方で、代走で凌ごうとしても、時すでに遅しとなる可能性は高いです。リリーバーを早目に動員しますし、それでは先手が取れない。

となると、CSでは、明石・福田を変えないという選択肢が最も望ましいでしょう。小久保・松中・カブレラをスタメンで起用するとしたら、「多村」を彼らのウチ誰か一人と替えるべきではないでしょうか?それでも、生還率でいえば、多村の足は彼らよりも絶対に使えるはずですが。カブレラなんか、先頭で出しても痛くも痒くもないはずなのに、みんなよー勝負するわ。
彼らは、劣勢の時の代打要員で起用すべきでしょう。彼らなら、どん底を彷徨っているムネの代打でも使えるし。





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