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鷹VS竜 日本シリーズ観戦記第7戦 二人の敗者復活戦 

【1回表】=この前とは全然違う杉内=

立ち上がりに難がある杉内だが、珍しく綺麗な立ち上がり。前回の日本シリーズ登板と違い、コントロールも良く、投げ終わりの体勢がフラフラと3塁側に流れていない。左足がゆったりと四股を踏むようについてきている。今年の中でもピカイチの出来ではないか。チェンジアップもアウトローにスっと沈んでいる。カーブも大きく、縦割れしている。

【1回裏】=この前ほどでは無い山井=

前回、バツグンの投球を見せた山井だが、悪い時の特徴である、ストレートのシュート回転が散見される。本多がレフト前に打ったのがまさにそれで、アウトハイに浮いた感じの強くないストレートだった。前回はもっと、しっかりと指に掛かったストレートで、球速以上の威圧感があった。
しかし、気掛かりなのが、高目のストレートをやたらと審判がストライクコールしている事。アウトローにズバっと決める杉内のストレートは取らず、山井の浮いたストレートを取っているのは、やや不利か。

ポンちゃんの盗塁がアウトになったが、攻めの姿勢こそがホークスの攻撃。全く問題なし。

【2回表】=杉内の異変=

この回の杉内は1回と別人。投げ終わりがフラフラし、チェンジアップが浮き始める。これが一番怖い。特に和田・平田のような右に長打を打てる打者には致命傷になりかねない。
それに、トップからリリースまでの肘の「切り返しの間」が違う感じを受ける。左肘から先に打者に向かっていってない。ボールが肘よりも先に出ている印象。この「間」「肘の角度」が作れていない無い事が、骨盤の回転とリリースとの若干のズレが生じさせて、おかしな体勢になっているのか。当然、リリースポイントも安定せず、コントロールにブレが生じる。

【3回表】=また、杉内が戻る=

この回、また杉内のフォームが安定する。フォームの安定はチェンジアップの落ち具合にも大きく影響している。良い時は外の低目に決まっており、分かっていてもあれは打てない。
中日の荒木は、ホークスの多くの投手の変化球を拾うように打う、技量の高い打撃で、ヒットにしてきたが、さすがに杉内の決まった時のチェンジアップは、ミート出来ず、ファーストフライ。

【3回裏】=ホンマモンの長距離打者の打ち方=

多村が、インハイに浮いてきたシュートをライト前にポテンヒット。高目をなんとか当てて、ヒットゾーンに落とすのは、多村の真骨頂。これがポイントが前になれば、レフトスタンドへ持っていける。ここを今後も打ちにいって欲しい。
続く、長谷川はインコースストレートをセンターオーバーツーベース。大きな弧のスウィングでボールを乗せて、遠くに運べる、この長距離砲の打ち方こそが、長谷川の真の姿。あの打球の強さ・回転があるから、センターにボールをこぼさせる。ただ、当てた打球なら、外野手も取りやすい。長谷川はこの打球を打てる、自分の能力ももっともっと自覚すべき。率への意識なんか、捨てちまえ。いずれ、率は付いてくる。

ランナー2・3塁で打者は山崎。細川よろしくバスター打法で、投手を揺さぶる。山井は動揺し、0-3に。そこから、バスターからバントの構えで、一瞬「スクイズか?」と思わせ、山井を揺さぶり、ストレートのファーボールをもぎとる

代わった小林正から、ムネが押し出しファーボールを選ぶ。ランナーを置いてからのリリーフが多く、コントロールが良い小林でもノーアウト満塁からのリリーフではこうなる事は致し方ない。改めて、同じ状況で抑えた森福には感服する。
しかし、その後、ネルソンを投入してきて、後続が続かず、1点に終わる。ネルソンは、前回の登板と違い、ストレートの厚みがある。前回は、小久保がライト前に打てた、同じ外の高目のボールをミートし損ない、センターフライ。

【4回表】=ミートされても飛ばされないストレート=

杉内のストレートも厚みがある。和田一が外のストレートをジャストミートしたが、思った以上に伸びず、ライトフライ。ネルソンの出来からも、ここから投手の我慢比べが続きそう。

【4回裏】=チャンスに強いガッツマン、我らのカツキ=

ネルソンはフォークが冴えまくる。縦の角度のあるストレートとフォークの組み立てはそうは打てないだろう。そのなかで松中がファーボールを選ぶ。次に松田が、送りバントをしたが私は疑問だった。2塁に送ったからといって、松中がヒット一本で返ってこれるなんて思えず、それなら、バントでアウトをくれてやらず、松田・多村・長谷川の3人の長打力に期待した方が効率が良いと思ったからだ。

続く、多村は、スライダーをセンラーライナー。少し前ポイントで打った、多村のあの打球がセンターオーバーしないとは想定外。バントをして2塁に送った事で、ヒットを欲しがり、スウィングスピードが緩んだのではないか。長距離砲の前にバントをした弊害のひとつかもしれない。

長谷川は当然の敬遠で、ランナー1・2塁で山崎勝己勝負。願いはひとつ、「ファーボールを選べ」だった。(カツキ、ゴメン)ヒットを打っても、外野手は前で、しかも、セカンドランナー松中では点が入るはずもないと思っていたからだ。

ただ、細川同様に山崎勝己もシーズン後半に柔らかい構え、ステップに変更して、前半ほど悪い感じは持っていなかった。
この日の解説の梨田の現役時代ようにコンニャク打法と呼ばれるような、体を思い切り揺さぶりながら、投球フォームとのシンクロを図り、間が作れてはいた。それでも、さすがにネルソンのボールには押し込まれて、セカンドへの深いフライだろうと予測していたが、外寄りの高目のストレートを前ポイントでしっかりと上から叩き、ライト線寄りのヒット。
松中は足の遅さをカバーするように、捕手のタッチをかいくぐる、見事なスライディングで、貴重な2点目のホームインとなった。

【5回裏】=ネルソンのフォーク祭り=

さきほどの回で点を取られた、ネルソンだが、この回は、フォークが冴えまくる。ポンを空振り三振。内川をピーゴロ、小久保三振はいずれもフォーク。
前の回では、松中がこのフォークをしっかりと見極め、四球を選んだ事から、フォークの比率は減っていた。山崎もあの場面でフォークを投げられたら、まず、前に倒れるようなスウィングで空振りしていただろう。しかし、あの回の谷繁の頭には、松中の事もあり、「落ちが大きすぎるフォークは四球の可能性がある」と思ったのではないか。そういう意味でも、フォークを見極めての松中の四球には、価値があった。この回の3人のように分かっていても、振ってしまうほどの威力があったのに、谷繁にしては、珍しいミスをした。

【6・7回表】=杉内と勝己の敗者復活戦=

CS第3戦、10回杉内の気力を奪う、おかわり君のツーベース、日本シリーズで平田にレフトフェンスへのタイムリーツーベース、しっかりと叩かれたのはどちらもインコース狙いのストレートだった。さきほどの回から、解説の野村、中日スコアラーの話からも「インコースのボールが少ない」との共通した見解があった。

しかし、この回から、この杉内・山崎バッテリーは、大胆なイン攻めを敢行する。杉内の最も素晴らしい、打者が思わず、見惚れて、見送ってしまうようなインローへのストレートが蘇る。その同じコースへ、ギュっと曲がってくるスライダーが打者のスウィング軌道を崩す。当然、2点目があってのこその攻めだろうが、これこそ、杉内の本領発揮。
荒木にはインストレートでレフトフライ。井端には、インローへのスライダーでサードゴロ。和田一には、1-1からインローへズバっとストレートで見送らせ、同じコースへのスライダーで三振。

このシリーズで徹底されていた、右打者へのインコース攻めの総仕上げともいえる、戦闘力溢れる投球。今季、散々悔しい思いをしてきた、このバッテリーだからこそ、その迫力が増幅していた。何度負けても立ち向かう気持ちが勝利へ導く。

ちなみにイン攻めが少ないから、アウトコースのチェンジアップを狙えという、野村と中日スコアラーの見解は疑問。あれだけ、インを攻められるとアウトコースに踏み込める訳も無く、なにより、3回からは、分かっていても、当てられない一級品のチェンジアップも取り戻していた。配球を読めば打てるってのは、一昔前の野球。あのインコースストレートを一発で仕留められるような、美しく、強いスウィングが出来る打者の方が、求められる時代となっている。ファンはそれを渇望しなきゃならない。受け身である打者が、余計な事を考えすぎるとそれは出来ないのも知っておくべきだ。

【7回裏~】=やっと打てた浅尾、そして、フィナーレへ=

投手は浅尾。ここで、さんざん、浅尾攻略無くして、シリーズ勝ち越せずと書いてきた。先頭のムネが四球を選び、続く、本多がセーフティ気味の送りバント。このセーフィ気味がベンチのサインであったら、このシリーズの攻撃面で、最高の采配だったろう。このバントを浅尾が見事なフィールディングで本多を補殺したものの、浅尾は足を痛める。日本シリーズで散々登板してきたツケを払ったともいえるシーンであった。

続く、内川がイン寄りの高目ストレートをセンター前タイムリーヒット。浅尾を潰すのは、高目のストレートを叩けと言ってきた事も実践してきてくれたのが、本当に嬉しく、感無量。私のメモには、「これで勝った。日本一にふさわしい攻撃力。」と書いてある。見つからなかったジグゾーパズルの最後のワンピースがはまったかのようだ。アンコールで一番聞きたかった曲が演奏されたようだ。

この後、8回はファルケンボーグ様が相も変わらず圧巻の投球。これが出来たのも、5・6戦を休まさたリリーフ陣の厚みのおかげ。そして、9回にファルキーの右肘ライナー直撃アクシデント後には、森福・攝津のリレーで中日を寄せ付けず、勝利に導く。
9回のヒット・降板は予想外だったが、森福・摂津の登板は、まるで予定通りだったかのように、安定感ある投球を演じる。そこには、セイバーメトリクスなどでは計り得ない、真の投手力があり、それをプロ野球ファンにみせつけた。






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コメント

No title

優勝おめでとうございます!分かりやすい解説に感動しました。

kenji #tHX44QXM | URL
2011/11/22 22:06 edit

祝日本一! だけど確か・・

あらさがしでもなんでもないのですが、
5回裏のネルソンが多投したのはフォークではなく、スライダーだったと思います。
フォークがあまりにも決まらないのでスライダーに切り替えたら良い具合だった・・という記憶があります。

と、どうでもいいことを言ってしまい申し訳ありません。
関東のホークスファンですが久しぶりの日本一に心から酔いしれています。
本当にうれしいですね!!

かすてら #GCA3nAmE | URL
2011/11/23 21:42 edit

Re: No title

>kenjiさん

> 優勝おめでとうございます!分かりやすい解説に感動しました。


ありがとうございます。話は逸れますが、ブログに立ち寄りました。私も大分前に琵琶湖のほとりで生活をしていた事があったので、懐かしく琵琶湖の映像を拝見しました。ありがとうございます。

王楽太陽 #- | URL
2011/11/23 22:07 edit

Re: 祝日本一! だけど確か・・

>かすてらさん
> あらさがしでもなんでもないのですが、
> 5回裏のネルソンが多投したのはフォークではなく、スライダーだったと思います。
> フォークがあまりにも決まらないのでスライダーに切り替えたら良い具合だった・・という記憶があります >と、どうでもいいことを言ってしまい申し訳ありません。


いえいえ、私のメモには、決め球フォークとしていたので、このままでいきますね。確認しようにもビデオも消去しましたし。ただ、ネルソンのフォークと縦スラは本当に見極めにくいです。球速はメモってないので、スライダーだった可能性はあります。小久保の最後のは、外のフォークと記載してあるので、まぁ、スライダーだったでしょうね。

>> 関東のホークスファンですが久しぶりの日本一に心から酔いしれています。
> 本当にうれしいですね!!


本当ですね。関東のホークスファンのパワーは年々凄くなっている感じなので、これからもホークスをよろしくです。私も出来る限り、関東のファンの方が少しでもファームの選手を知れるようにレポート出来たらと思っております。

王楽太陽 #- | URL
2011/11/23 22:11 edit

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